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憧れの飛騨高山の旅 ~その13~ 高山祭の素晴らしい屋台を近くで見られます ~高山祭屋台会館 高山市 

 秋の高屋祭の主役である櫻山八幡宮の手前には、その高山祭で絢爛雅な姿を並べて美しく待ちを彩る屋台が展示されている高山祭屋台会館があります。

高山祭屋台会館 外観

 鉄筋コンクリートなのですが、まちの風情に合わせて趣ある建物になっているのが素晴らしいです。

高山祭屋台会館 歴史

 高山祭の歴史年表があります。1522年から期限がある長い歴史を誇るお祭りです。
 
 そこから先に歩みを進めると、屋台が並び圧倒されます。

高山祭屋台会館 1階から

 絢爛豪華で、それぞれ個性のある美しい屋台がずらりと並んで息をのみます。

高山祭屋台会館 全体

 思わず声をあげてしまいました。本当に素晴らしいです。

高山祭屋台会館 神輿

 こちらは神輿です。日本一の大神輿と言われ、重さ2トン半、80人の肩のそろった担ぎ手が必要と言われています。ものすごく豪華絢爛です。さすがの高山祭とはいえ、80人の屈強な担ぎ手をそろえることができず、胃まではこちらで展示されているだけです。鑑賞するだけでも素晴らしいのでぜひともご覧ください。

高山祭屋台会館 神楽台

 これは神楽台です。櫻山八幡宮の前にある蔵の中にいつもはある屋台です。こちらの屋台は実際に使われているものが展示されています。全部で12台あるので、修理中ではない屋台の中から後退しながら展示されているのです。素敵ですね。
 欄干付の車に大太鼓を載せています。現在も屋台行列の先頭に立つ特権を持ち、大太鼓2人、締太鼓1人、笛2人が祭囃子を流しながら行列の先頭を飾っています。

高山祭屋台会館 宝珠台

 こちらは宝珠台雌雄の大亀の彫刻が飾られ、最も屋台の中で美しいとされています。

高山祭屋台会館 豊明台

 こちらは豊明台です。飛騨の匠の大工、彫師、金具師、塗師などの技術を集中した豪華絢爛な屋台とされています。

高山祭屋台会館 布袋台

 こちらは布袋台。享保年間に作られた歴史ある屋台。布袋の操り人形を設置して、パフォーマンスを演じられます。
離れからくり人形中日本最高のものとされています。番神楽台にひきつづき、2番目に曳かれる特権を持っています。

高山祭屋台会館 2階から

 この後、2階に上がりますが、上からの屋台の雄姿も素晴らしいです。
 ただ、できれば人形の顔が外国人ばかりというのはどうかと思います。

 その点、生野銀山は頑張っていますね。

生野銀山 銀山ボーイズ 

 まあ、こんなのもありますが・・・。

生野銀山 銀山ボーイズ 


 それはそれとして(笑)。こうなると、高山祭、絶対に行きたいです。マジで見たいです。夫婦で改めて予約を取ってお邪魔することにします。


 詳しくは高山屋台保存会HPを。高山屋台会館の展示内容はこちらをご覧ください。




高山の春と秋を彩る高山祭。またお邪魔します!



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憧れの飛騨高山の旅 ~その12~秋の大祭が絢爛豪華な屋台で有名な高山祭で有名な神社 ~櫻山八幡宮 高山市 

 吉島家住宅を後にしてさらに北に向かいます。

宮川と櫻山八幡宮 大鳥居

 高山のまちを東西に分けるように流れる宮川に面して大鳥居があります。これはいくしかないでしょう。

櫻山八幡宮大鳥居 正面

 鳥居の前に立ちます。大きな鳥いですね。裏を振り向きます。そこにはこの大きな鳥居を前に構える神社があるからです。

櫻山八幡宮大鳥居 参道

 山のふもとに大きな神社がありました。これですね。早速訪問することにしました。

櫻山八幡宮 全景

 こちらは櫻山八幡宮です。

 美しい屋台が街を彩る高山祭。春は南にある日枝神社の祭りですが、秋はこちらの神社の秋の大祭にあたります。

 飛騨高山の北部の鎮守の神社といわれます。その由来はこの神社の成り立ちにあります。4世紀後半。仁徳天皇の時代に飛騨山中に両面宿儺(りょうめんすくな)という一勢力が天皇に背いてこの地を支配していたそうです。仁徳天皇から征討将軍の勅命を受けた難波根子武振熊命(なにわのねこたけふるくまのみこと)が軍を率いて討伐にあたり、先帝応神天皇の御尊霊を奉祀し、戦勝祈願をこの桜山で行い、討伐後はここに櫻山八幡宮を置き、まちの北半分の江名子川よりも北の住民をすべて氏子にしたそうです。
 よって高山は北は櫻山八幡宮、南は日枝神社の氏子に別れ、春と秋に高山祭が行われているようです。

 まずは木造鳥居の下で一礼して境内に入ります。

櫻山八幡宮 神楽代

 神社の境内の中にも屋台を納める蔵があります。こちらは神楽台ですね。

櫻山八幡宮 参集殿

 こちらが参集殿です。氏子の皆さんが会議をしたり、結婚式をあげる建物です。地方にある神社の施設としては立派です。氏子さんの多さと、強い信仰を集めていることがわかります。

櫻山八幡宮 境内

 広い境内です。

櫻山八幡宮 手水舎

 立派な手水舎で手と口を清めます。

櫻山八幡宮 絵馬殿

右手には大きな絵馬堂がありました。

櫻山八幡宮 尋問と大石段

 真ん中の大石段を上がります。その上にはまたもや立派な神門が迎えてくれます。

櫻山八幡宮 拝殿

 こちらが拝殿です。立派な配電ですね。

櫻山八幡宮 拝殿内部

 本殿に祀られているのは祀神は応神天皇である八幡大神です。相殿熱田大神(日本武尊命)・香椎大神(仲哀天皇・神功皇后)が祀られています。

櫻山八幡宮 巫女さん

 高山祭に備えてか、大勢の巫女さんが熱心に働いておられました。

櫻山八幡宮 境内社

 拝殿と本殿の周りにはたくさんの境内社があります。秋葉神社、天満神社(菅原道真公)、琴平神社、照前神社です。

櫻山八幡宮 稲荷社

 この山の中にあるのが稲荷神社です。


 高山市を長く見守ってきた神社に参拝できてとても良かったです。このあと、この周りに素敵な施設がありました。この後ご紹介したいと思います。



高山市をこれからもお守りください。またお邪魔します!



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憧れの飛騨高山の旅 ~その11~ 「古い町並み」にある豪商の素晴らしい町家 ~ 吉島家住宅 高山市 

 高山市の国指定伝統的建築物群保存地区「古い町並み」を楽しみながら北へ、北へと歩いていきます。すると、つながるように間口の狭い小さな建物が密集している雰囲気が少し変わり、大きな建物が出現してきました。

高山市 立派な町家

 素敵な雰囲気の通りです。いくつかの建物は一般公開されているのですが、日下部住宅は休館中でしたので、その隣にお邪魔することにしました。

吉島家住宅 外観

 吉島家住宅といいます。国指定重要文化財に指定している貴重な建物です。

吉島家住宅 内部

 中に入ってその立派さにびっくりです。吉島家は当地で大きな酒蔵として栄えた豪商です。今の建物は1875年(明治8年)に高山を襲った大火の後、再建されたものです。

 3階建の高さはあると思える高い天井を支えるべく、太くて立派な漆黒の柱が縦横に組まれていて美しいです。広い土間は商売を手広くされていた証拠で、多くのお客さんが出入りされていたのでしょう。それを迎える店側の床は板間ではなく、畳敷きという素晴らしさです。こちらはお店の従業員の人たちが物を運んだり、帳面を漬けたり忙しくされていたのでしょうね。

吉島家住宅 囲炉裏

 店先に囲炉裏の間があります。寒い中店を訪れた上得意客を接客したりしていたのでしょうか。

吉島家住宅 仏間

 その店の表の間から中に入ってすぐの場所に仏間がありました。商売人は今も昔も信心深いものです。ご先祖様に感謝しながら、店を守ってほしいという気持ちが込められている気がします。

吉島家住宅 奥の間

 その奥には落ち着いた立派な書院造りの部屋があります。吉島氏がこちらで帳面をみながらゆっくり商売に思いをはせていたのではないかな。

吉島家住宅 中庭

 さらに奥に向かうと中庭があります。全てガラス戸になっていて角にも柱をおかず、存分に庭の景色を楽しめるようになっていました。

吉島家住宅 着物

 その先にもたくさん部屋があります。全部は紹介しきれません(笑)。当時使った豪奢なものが展示されたりしていて、当時の吉島家の勢いを感じることができます。

吉島家住宅 資料

 2階もたくさんの部屋があります。おそらく客間かな。今では様々な資料が展示されています。

吉島家住宅 2階から見下ろす

 2階の部屋から1階の様子を見ることができます。こんな工夫は珍しいかな。立派な梁が見えてすごいです。面白いですね。

吉島家住宅 蔵

 一階に降りて裏に回ります。そこには立派ながあります。

吉島家住宅 展示

 もちろん。千両箱があったりはしません(笑)。当時店で使用していた様々な道具や、立派な工芸品などが並び、面白かったです。


 こうした見るべき場所がこの他にもたくさんあります。次にお邪魔するときはいろいろと見学したいと思います。


大変勉強になりました。またお邪魔します!



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憧れの飛騨高山の旅 ~その9~ 高山市の歴史を感じる町並み<お買い物編> ~ 伝統的建造物群保存地区「古い町並み」 高山市 

 長らくご無沙汰していましたが、飛騨高山の旅に戻ります。

 さあ、いよいよ高山市のシンボルである国指定伝統的建造物群保護地区「古い町並み」を歩くことにします。

高山市 旧い町並み 

 漆黒の木造の低い建物がずらりと並んでいて本当に息をのむようです。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で、必見の観光地として三つ星を獲得したのはうなずけます。

高山市 旧い町並み 神棚

 木材資源のために江戸時代には幕府直轄領となったまちです。豊かだったのだと思います。屋根の下に神棚を置くなど、商売繁盛のおしゃれな気質もうかがえます。

高山市 旧い町並み 水路

 この通りの面白いのは屋根の出っ張りがほぼ同じになっているので統一感があります。それは屋根の下を流れる水路にヒントがあって、この屋根に積もった雪がこの水路に落ちて溶けるようにされているそうです。

 また、下屋根が同じようにつけられていますが、それはこれを見るとよくわかります。

高山市 旧い町並み 電線

 屋根の下屋根から隣の家の屋根の下屋根に太い線がつながっています。これは電線です。そうです、この景色が美しいのは電柱がないからでもあります。

 古くから電柱を建てないと住民は考え、このように家の下屋根に電線を仕込ませることにしたのです。街の景観を守ろうと住民自らが運動されたのです。素晴らしいですね。

高山市 旧い町並み バス

 こんな素敵なバスも走っています。

高山市 旧い町並み 屋台の蔵

 こんな白壁の背の高い蔵があります。こちらは龍神基といって高山祭で使われる屋台の一つ龍神台が保管されている蔵です。このような蔵が各町ごとにあります。

高山市 旧い町並み 藤井美術民芸館

 こちらは藤井美術民芸館です。こんな見るべきところがたくさんあります。



高山市 旧い町並み お買い物

 せっかくですのでお土産を買います。

高山市 旧い町並み 遊膳 外観

 手作り箸工房 遊膳 高山店です。城崎温泉にも確かあったと思いますが、木工といえば飛騨高山ですし、ちょうど使っている箸がボロボロになってきたので買うことにしました。

高山市 旧い町並み 店内

 お店の中は箸でいっぱいです。店員さんも丁寧に対応してくださいました。せっかくですので名入れで、夫婦橋を購入しました。

高山市 旧い町並み 遊膳 買った箸

 夫婦箸 あわび(3,300円)です。いい感じですね。食洗器も対応しています。

 名前を彫るのに時間がかかるので、その間に反対側のお店にもお邪魔してきました。

高山市 旧い町並み 三川屋 

 三川屋さんです。

高山市 旧い町並み 三川屋 店内

 木工細工のお店で、木彫りの器や匙、飾り物などいろいろなものが販売されています。飛騨の名品である飛騨春慶塗一位一刀彫などの名品もずらりと並んでいました。

高山市 旧い町並み 三川屋 家具まで

 なんと、木製の日本古来のタンスまで販売されています。さすがに買って持って帰れないですが・・・(笑)。

高山市 旧い町並み 三川屋 匙

 このような(価格不明 300~400円程度)を購入しました。



ちょっと小腹が空きました!




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お土産処 三川屋 公式HP

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憧れの飛騨高山の旅 ~その7~高山市では朝早起きすれば三文の得です ~陣屋前朝市&飛騨高山宮川朝市 高山市 

 このところ恒例の飛騨高山紀行です。

 ホテルでは朝早く起きて朝食前にお散歩をしていました。それには目的があるからです。

高山市 飛騨牛のお肉屋さん

 高山市といえば古い町並みが有名ですが、その伝建地区と近代的な駅前にある市街地は昭和の雰囲気を感じさせるなんともほっこりした街です。
 その一つがこちら。旧街道沿いの古い洋館ですが、よく見ると飛騨牛のお肉屋さんです。かっこいいです。

高山市 陣屋

 市街地の少し南位置する場所に陣屋があります。江戸時代に高山は幕府直轄領となったため、代官がおかれ、この陣屋にて年貢の徴収や、裁判などを行って統治していたのです。あとでこちらはゆっくりと紹介しますね。

高山市 陣屋前朝市

その陣屋の前の広場にはたくさんのテントが張られていました。これは陣屋前朝市です。高山市は朝市が有名で、こちらはその一つ。周辺で栽培されている野菜などがたくさん並びます。ちょっと朝早かったのでまだ少ないですが、これから盛り上がるところです。

 さらに古い町並みに向けて歩いていきます。

高山市 早朝の古い町並み

 こちらが伝統的建築物群保存地区「古い町並み」です。
 端のほうなのでモルタルの建物もありますが、もっと中心部では黒い木造の建物がずらりと並んでいます。観光客もいないので、この時間帯に散歩するのも楽しいです。

高山市 飛騨高山宮川朝市 

 市街地の真ん中を貫く宮川の脇の道が早朝から歩行者天国になっています。ここが飛騨高山宮川朝市です。

高山市 飛騨高山宮川朝市 

 いったのはコロナが5類になる直前でしたので、まだお店も人も少ないですが、それでも早朝にもかかわらずお客さんがお店で買い物をされています。

高山市 飛騨高山宮川朝市 

 こんな風に作った野菜や手作りの小物などを売っておられるおばちゃんがおられたりします。

高山市 飛騨高山宮川朝市 

 こんな風に、飛騨高山の広葉樹を染色して美しい宝石のようにされたアクセサリーもカッコよかったです。

高山市 飛騨高山宮川朝市 

 こちらのお店では自家製のお米とそれを使った赤飯やおこわを販売されています。

高山市 飛騨高山宮川朝市 

 こちらの雑貨屋さんも面白かったです。


 こちらの朝市では農作物というよりは、こうした雑貨などのお土産物も目立ちましたね。それから、自家焙煎のコーヒーを出されている若者のお店もあってかっこよかったです。


 館山市は早起きは三文の得ですよ。



もっとゆっくり見たかったです!




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陣屋前朝市



飛騨高山宮川朝市

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