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桜に彩られた奈良のお寺を巡り、歴史を体験し、食文化を満喫する旅 ~その28 真の最終回~ 池利 奈良県桜井市 

 吉野葛の八十吉が奈良紀行の最終回だと思っていたら、もう一つネタが眠っていました。今度こそ最終回になると思います。たぶん・・・。

千寿亭 外観
 
 奈良旅行の最初の食事は本場の桜井市三輪にある老舗製麺所の直営店 千寿亭で三輪そうめんをいただきました

千寿亭 お土産売り場

 お店にはこんな素敵な土産物販売コーナーがありました。

千寿亭 お土産売り場

 面白い商品がずらりと並んでいます。野菜などを練りこんだそうめんや、お湯を注いでいろいろな味が楽しめるニューメンまで様々なお土産がありましたよ。

 今回買ったのはこちらです。会社名は三輪そうめん池利です。

池利 三輪そうめん 

 いろいろなものを練りこんだそうめんです。池利さんではこれを売りにされているようです。

 左から梅素麺(486円)、柚子素麺(価格不明)、抹茶素麺(価格不明)、さくら素麺(価格不明)です。色鮮やかでいいですね。もちろん普通の三輪素麺12人前(3,240円)も買いましたよ。

 そのままゆでると色が混ざってよくわからなくなるので、料理人のようにまとめてゆでることにします。惣兵衛初チャレンジです。

ネギを刻む

 まずはつゆを準備したり、薬味を準備しましょう。ネギはできるだけ細く切ってくださいね。

池利 三輪そうめん 端を紐でくくる

 素麺がバラバラにならないように素麺の端をタコ糸でくくりましょう。しっかりくくって端にずらせばOKです。くくった後に紙帯を外します。逆にしたら大変ですので気を付けましょう。

池利 三輪そうめん 茹でる

 沸騰したたっぷりのお湯に、くくったほうをもって、少しずつお湯の中に泳がすように入れていきます。

池利 三輪そうめん くくったところをつつく

 タコ糸でくくった場所は湯がきにくいので、箸でお湯を入れるために何度かつついてください。実はこの工程がとても大切です。

池利 三輪そうめん 湯がきあがり

 箸でお湯から引き揚げて、冷水でしっかりと洗います。束ねたところをもつと、きれいな束になります。この方法だとお湯を捨てる必要がないので、大量に素麺をゆでるときはべんりだとおもいます。

池利 三輪そうめん カット

 結んだところをカットします。

池利 三輪そうめん カットした部分

 カットしたところは糸をほどいて、少しほぐして後日、すまし汁に利用しました。

池利 三輪そうめん 完成

 ていねいにもちあげて、ひねるようにして盛り付けて完成です。

池利 三輪そうめん アップ

 初めてとしてはまずまずうまく言った感じです。お皿のチョイスはちょっと失敗ですね。反省しています。

池利 三輪そうめん 白

 まずは普通の手延べそうめんからいただきます。さすが三輪そうめんです。すごく歯ごたえが良いのです。麺の香りと甘さもいい感じですね。

池利 三輪そうめん 柚子

 次は柚子素麵です。色付けだけなのかと思ったら、結構しっかりと柚子の香りがしてびっくりしました。

池利 三輪そうめん 梅

 梅素麺をいただきましたが、梅の香りがいい感じです。わさびではなく生姜でいただくのがおすすめです。

池利 三輪そうめん 抹茶 いただきます

 抹茶素麺はさすがに苦みはなくしてありました(笑)。


 三輪そうめんもいいですね~。一度、三大素麺の食べ比べをしてみたいと思います。



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千寿亭



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桜に彩られた奈良のお寺を巡り、歴史を体験し、食文化を満喫する旅 ~その27 最終回~ 吉野葛 八十吉 奈良県吉野町  

 長い長い奈良紀行もいよいよ終わりになりました。4月上旬の話題を5月の周淳まで続けることになりました。桜の季節は終わったのに、皆様にはいつまでやっているのといわれているのはわかりながらも、とても充実した3日間でしたので頑張って記事にしてきました。

 最後のお店も魅力的ですのでご覧ください。

八十吉 外観

 吉野葛 八十吉です。中千本に近い古民家風のお店です。

八十吉 店内

 中もとても素敵です。江戸時代に風情にあふれていますね。

八十吉 飲食ブース

 商品販売コーナーの隣にはイートインスペースもあります。実はここでも葛切りをいただくことができます。こちらもおいしいので別のお店で食べられなかった時にはお勧めですね。

八十吉 飲食ブース メニュー

 普通にカフェとしても利用できるので素晴らしいです。

八十吉 店内

八十吉 ショーケース

 葛を使うとこれだけのいろいろな素敵なお菓子ができるのですね。

 今回買ったのはこちらです。

八十吉 静ごのみ 

 吉野葛を使った干菓子 静ごのみ(30個入 税別1,100円)です。

八十吉 静ごのみ オープン

 めちゃくちゃきれいです。干菓子が好きな妻がさっそく抹茶を建ててくれて、一緒にいただくことにしました。

八十吉 静ごのみ いただきます

 これは美味しいですね。京都の干菓子である和三盆とは違って、とても砂糖の量が控えられているので、甘みが抑えられてあっさりしています。

 面白いですね。


 後で気が付いたのですが、葛を使ったラムネもあったようです。きっとおいしいと思います。


 次はCaféとして利用して、葛切りもいただきたいと思います。




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吉野葛 八十吉



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桜に彩られた奈良のお寺を巡り、歴史を体験し、食文化を満喫する旅 ~その25~ 谷嶋誠心堂 奈良県吉野町 

 吉の名物をご紹介していますが、宿といい吉野葛ばかりと思われてももったいないです。もっといろいろなものがあるので、そのような品々を扱っているお店を紹介します。

谷嶋誠心堂 外観

 谷嶋誠心堂というお土産屋さんです。外観もかっこいいです。

谷嶋誠心堂 懐紙

 このように木とか陶器製の様々な雑貨が販売されていて、とても魅力的なお店です。

谷嶋誠心堂 和紙

 こちらは吉野和紙です。壬申の乱で吉野で兵を挙げた大海人皇子がこの地に和紙をすくことを進めたことから始まったという歴史ある和紙です。

谷嶋誠心堂 小物

 このように木や陶器のかわいらしい小物がたくさんあります。

谷嶋誠心堂 箸

 吉野の木材を使った橋などが魅力的です。

谷嶋誠心堂 吉野杉

 吉野といえば吉野杉です。こんな無垢な箸や小物が作られています。

谷嶋誠心堂 桜皮細工

 そしてこの桜皮細工。有名ですよね。桜の皮がとても渋くてかっこいいです。


 吉野の名物。いろいろなものがあり、それぞれ魅力的です。吉野に行ったら是非とも手に取ってくださいね。





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桜に彩られた奈良のお寺を巡り、歴史を体験し、食文化を満喫する旅 ~その24~ 葛屋 中井春風堂 奈良県吉野町 

 吉野紀行の続きで、お土産編を少々。まずはじめに登場するのが葛屋 中井春風堂です。

中井春風堂 外観

 金峯山寺から中千本に向かう途中のお店がずらりと並ぶ場所で、ひときわ観光客を集めているお店です。

中井春風堂 行列

 ひっきりなしにお客さんが寄ってこられるのでショーケースの紹介はほぼ不可能です(笑)。

中井春風堂 羊羹販売

 桜の季節のようかんもあります。

中井春風堂 葛の説明

 お店のご主人が葛についての説明をされていました。実はこのお店のご主人は吉野葛のマイスターのような存在だそうで、これまでも様々な取材を受けるほどの方です。生葛切りは完成から数分が食べごろで、お店でしか味わえないとのこと。

 イートインスペースでいただこうと思ったのですが、すでにお客様、おそらく予約の方でいっぱいで残念ながらいただくことができませんでした。次の訪問時の楽しみにして、いくつかお土産を買って、家でいただきました。

さくら羊羹 2種

 まずはさくら羊羹(800円)です。写真の右側です。左側は別のお店のもの。後日紹介しますね。

中井春風堂 さくら羊羹 

 ピンクに色づけられた葛の中に桜の花がそのまま入っています。かわいらしいですね。抹茶味もありましたが、今回はあずきにしました。

中井春風堂 さくら羊羹 カット

 カットしていただきます。妻が抹茶を建ててくれました。これはありがたい。

中井春風堂 さくら羊羹 いただきます

 もっちりしあずきの羊羹にぷりぷりしたゼリーのような葛が桜の香りをまとってとてもおいしいです。多分季節限定だと思います。桜の時には是非とも買ってみてくださいね。


中井春風堂 静の涙 

 こちらが吉野葛まんじゅう 静の涙 4個入り(520円)です。

中井春風堂 静の涙 オープン

 とてもきれいなお饅頭ですね。一つ一つ手作りなのでたくさんはできないようです。

中井春風堂 静の涙 アップ

 こしあんを葛で包んだように固めた感じです。葛の透明感がとても涼しそうです。

中井春風堂 静の涙 いただきます

 さっそくいただきましたが、これは本当においしいです。あんこは水ようかんのような緩めのこしあんで、とてもさっぱりした甘さ。そして葛はゼリーという感じではなく、とてもプルンプルンとした弾力を感じるものでした。下の中でとろけるようです。吉野のきれいな水を感じる一品でした。


中井春風堂 春の風 

 最後の一品が葛入り求肥餅 春の風 4個入り(460円)です。

中井春風堂 春の風 アップ

 素朴な外観がいい感じです。

中井春風堂 春の風 いただきます

 いただきましたが、これもまた路線は全く違いますがおいしいです。求肥には葛が練りこまれているせいか、なめらかでもちもち感がさらにアップした感じ。バニラの香りが加えられているようです。そして餡は少し強めの甘味で、田舎のお饅頭のようですが、上品さを感じさせる一品でした。


 どれも本当においしかった。つぎはやっぱりお店の生葛切りをいただきたいです。絶対にいただきに伺います。




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中井春風堂



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桜に彩られた奈良のお寺を巡り、歴史を体験し、食文化を満喫する旅 ~その23~ 中千本 奈良県吉野町 

 宿である湯川屋さんで朝食をいただき、チェックアウトをしたら、荷物を宿に預けて吉野山の中腹にあたる中千本の散策に出かけます。

吉野 中千本 寺町

まだ朝早いので人出はまばらですが、10時くらいからは観光バスの観光客が押し寄せて大変賑やかになります。この中千本エリアは繁忙期の平日は9時から、土曜休日は7時から夜の7時まで一般車両通行止めになります。

吉野 中千本 東南院

 吉野には金峯山寺を中心に大小さまざまな神社やお寺があり、それを巡るのも楽しいです。こちらは東南院というお寺。

吉野 中千本 東南院 本堂

 役行者(えんのぎょうじゃ)が金峰山寺を改ざんしたと同時に建立されたお寺です。金峰山寺を守るように建てられています。

吉野 中千本 東南院 多宝塔

 このお寺の多宝塔が素晴らしいです。

吉野 中千本 わき道

 吉野山には金峰山寺蔵王堂以外にも4つの世界遺産の建物があり、その一つに向かうべくわき道にそれてみます。

吉野 中千本 吉水神社 門

 世界遺産 吉水神社の山門です。神社なのに山門ですね。菊の御紋の提灯がこの神社の存在の背景を示していますね。

吉野 中千本 吉水神社 一目千本

 こちらが一目千本と呼ばれる展望の良い場所。惣兵衛も記念撮影です。

吉野 中千本 吉水神社 一目千本 展望

 中千本の桜を見上げることができます。

吉野 中千本 吉水神社 

 もう一つ門をくぐると美しい境内に入ります。

吉野 中千本 吉水神社 書院 

 こちらが世界遺産に指定された書院です。石碑に刻まれた「南朝皇居」という文字がこの神社の歴史を示します。

 この神社はもともと金峰山寺の僧房として吉水院として建立されました。その後、源頼朝に追われた義経弁慶が5日間隠居したといわれており、その後は南朝の後醍醐天皇が吉野に訪れた時に住居したそうです。その後、後醍醐天皇を供養するようになったのですが、明治時代に神仏分離の際、神道の天皇が仏式により供養されることは禁止されたため、神社に代わることを許されて、吉水神社となったそうです。
 よって、祀神は後醍醐天皇と楠木正成、吉水院宗信法印なのです。

吉野 中千本 吉水神社 内部

 内部も質素ながら気品にあふれています。

吉野 中千本 吉水神社 武蔵坊弁慶の間

 武蔵坊弁慶が思案していた場所といわれるものもあります。

吉野 中千本 吉水神社 後醍醐天皇玉座

 こちらは後醍醐天皇玉座のある座敷です。さすがに豪華ですね。

吉野 中千本 吉水神社 義経の鎧

 こちらは源義経の鎧です。このほかにも義経、弁慶、後醍醐天皇などの様々な貴重な品が展示されています。

吉野 中千本 吉水神社 庭園

吉野 中千本 吉水神社 庭園

 裏手には小さくても素敵なお庭があります。これは豊臣秀吉が作った庭園です。秀吉は吉野で大規模な茶会を何度も催しているのですが、その際の秀吉の宿坊となっていて、その時に庭園を整備したそうです。

吉野 中千本 吉水神社 金峯山寺を見る

 ここから見る金峯山寺は桜の海の上に浮いているようできれいです。


吉野 中千本 分岐点

 ここが分岐点になっていて、ロータリーのようになっています。ここからは車が入れるようになっています。

吉野 中千本 中の千本

 右側は斜度のきつい坂道なので左の道を歩きます。そこから道を外れると中の千本といわれる展望の良い公園に出ます。

吉野 中千本 中の千本 展望

吉野 中千本 中の千本 如意輪寺

 谷の向こうにお寺があり、きれいです。如意輪寺といわれる宝物殿があるお寺です。
 目の前の桜の木が視界を遮るので、一段高いところにある茶屋跡まで登ってみます。

吉野 中千本 中の千本 茶屋跡からの展望

 なかなか素敵な展望です。でもまだこの時は3分咲き。最盛期はこんな感じです。

吉野 中千本 中の千本 最盛期
(観光協会HPより)

 本当にすごいのです。

吉野 中千本 車道

 もう一度道に戻ります。ここからは何もない山の道になります。

吉野 中千本 車道突き当り

 途中で下界に通じる道もありますが、そのまま進むと一番奥になり、ここからは中千本の上部の町並みに向かいます。

吉野 中千本 竹林院

 まずはじめの建物が竹林院です。庭園が素晴らしいお寺で、金峯山寺とは別系の修験道のお寺です。

吉野 中千本 桜の展望

 高い場所から見る桜の絶景もよいですよ。

吉野 中千本 櫻本坊

 こちらは櫻本坊。金峯山寺を守る主要な5つのお寺の一つです。吉野ではこう言った金峯山寺を中心としたお寺やエリアのお寺を巡ることも一つの楽しみで、御朱印を集める方々の姿も散見出来ました。

吉野 中千本 街並み

 このあたりは少しのんびりした風情の町並みでいい感じです。

吉野 中千本 町屋と犬

 この古民家を利用したお店では犬が店番をしています(笑)。

吉野 中千本 上千本の桜

 途中の駐車場から見る中千本と上千本の桜。上千本はこの時は「蕾」でしたので、まだまだですね。


 これで、吉野紀行はこれで終わりです。お土産を買って宿に戻って着替えて下山しました。吉野はまた来たいですね。年によって開花のタイミングは違うので難しいところです。今年は遅かったので4月上旬ではまだまだって感じでしたね。それでも十分きれいでしたが。
 おすすめは4月中旬かなと、桜の開花が早くても上千本は満開でしょうし、遅くても下千本と中千本は楽しめると思います。

 また絶対に訪れたい吉野でした。

 

桜と美味しいものや歴史が楽しめる吉野にまたお邪魔するぞ!




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吉野山観光協会 公式HP






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