今年も黒豆の枝豆が開襟! 元気な朝来市の小さな集落で元気をもらいました~上八代営農組合 朝来市朝来
2022/10/10 Mon. 06:00 [但馬観光記]
黒豆といえば丹波が有名ですが、実は但馬でも黒豆が栽培されています。さすがに「丹波黒」は名乗れないのですが、味に全く変わりはありません。
今年も10月上旬に解禁です。そこで毎年お邪魔している朝来市朝来の上八代地区にお電話して、販売されていることを確認してお邪魔することにしました。

このブログをずっと見ていただいている方はご存じだと思うのですが、コウノトリ育むお米などの農産品の幟がたくさん立っています。
それはこの地区にある上八代営農組合が、優れた農産物を生産し、積極的に販売されているのです。

販売場所は上八代集会所です。

このように販売されていますよ。

今年はかかしが迎えてくださいました。

集会所の中では黒豆が虫に食われていないかどうかなど、選別と切り分け、袋詰めを地区の女性が中心になって行っておられました。

隣の作業所では男性陣が脱穀機で枝からはっぱを飛ばして外し、枝から豆を外し、洗浄されていました。

みんなとても仲良くてうらやましい限りです。もちろん、私の地区も仲がいいですが、この地区は本当にすごいです。

親戚も毎年買ってほしいといわれるので12袋購入しました。すると、女性の方が、今日は雨が降ってあまり売れないのでと1袋サービスしてくださいました。いつもありがとうございます。

黒豆の枝豆(300g 500円)です。塩ゆでにしていただきますよ。

10月の初旬はこの通り、緑が鮮やかな枝豆です。普通の枝豆とそんなに違わない感じがありますが、やっぱり黒豆の香ばしい味と深い甘みが最高ですね。
10月下旬になると、豆の黒味が増してきて、黒豆の味がとても濃くなります。毎年2回買いに行くことにしています。
今年も黒豆の枝豆の出来は良さそうです。
ありがとうございました。またお邪魔します

にほんブログ村 ←地域で盛り上げて楽しんで農業をされている上八代地区の皆さんに、応援クリックお願いします。励みになります!
上八代営農組合 公式HP
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今年も10月上旬に解禁です。そこで毎年お邪魔している朝来市朝来の上八代地区にお電話して、販売されていることを確認してお邪魔することにしました。

このブログをずっと見ていただいている方はご存じだと思うのですが、コウノトリ育むお米などの農産品の幟がたくさん立っています。
それはこの地区にある上八代営農組合が、優れた農産物を生産し、積極的に販売されているのです。

販売場所は上八代集会所です。

このように販売されていますよ。

今年はかかしが迎えてくださいました。

集会所の中では黒豆が虫に食われていないかどうかなど、選別と切り分け、袋詰めを地区の女性が中心になって行っておられました。

隣の作業所では男性陣が脱穀機で枝からはっぱを飛ばして外し、枝から豆を外し、洗浄されていました。

みんなとても仲良くてうらやましい限りです。もちろん、私の地区も仲がいいですが、この地区は本当にすごいです。

親戚も毎年買ってほしいといわれるので12袋購入しました。すると、女性の方が、今日は雨が降ってあまり売れないのでと1袋サービスしてくださいました。いつもありがとうございます。

黒豆の枝豆(300g 500円)です。塩ゆでにしていただきますよ。

10月の初旬はこの通り、緑が鮮やかな枝豆です。普通の枝豆とそんなに違わない感じがありますが、やっぱり黒豆の香ばしい味と深い甘みが最高ですね。
10月下旬になると、豆の黒味が増してきて、黒豆の味がとても濃くなります。毎年2回買いに行くことにしています。
今年も黒豆の枝豆の出来は良さそうです。
ありがとうございました。またお邪魔します


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上八代営農組合 公式HP
JRとバスを乗り継いて日本海を望む素敵なホテル旅館への旅
2022/06/26 Sun. 06:00 [但馬観光記]
コロナ禍において、蔓延防止法が適用されている時期には、感染が落ち着いていた年末の宴会の記事のアップを控えておりました。少しずつ紹介させていただきたいと思います。
時期は違いますが参考になればと思います。
その前に、城崎温泉から鳥取間のJRの営業赤字のことがメディアで報道されていました。この間には余部鉄橋をはじめ、たくさんの観光地がありますし、お宿やレストランもあります。高校生も通学に使っています。何とか残していかねばなりません。
こんな時期だからこそ公共交通機関を使おうと、職場のある江原駅から日本海の旅館まで一人旅をしてみました。

まずは江原駅から17:18発 豊岡駅行きの普通電車に乗り込みます。少ないですが高校生の帰宅とちょうど重なり合う感じですね。

終点の豊岡駅に着いたら乗り換えです。17:29 浜坂駅行き普通列車です。ここからは学生とサラリーマンの方がたくさん乗っていて、結構混みあいます。よいことですね。
車両は電車ではなく汽車になります。城崎温泉から先は電化されていないからです。懐かしい乗り心地が最高です。

17:40 城崎駅に到着です。城崎駅でほとんどの乗客がおりますが、惣兵衛も降ります。城崎駅は情緒があっていいですね。このころは駅前に観光客を迎える温泉旅館の送迎バスもそこそこ出入りしていました。
惣兵衛は路線バスに乗るので、駅に向かって左側のさとの湯前にあるバス停でバスを待ちます。
ところが、なかなか17;54発のバスが来ません・・・(汗)。この時間帯は道路も混みあうので時折遅延が出るようです。宴会は18:30から。間に合うかと心配になりました。

ようやく約15分遅れの18:10頃にバスが到着。もう一人一緒に待っていた高齢の女性が、「いつもこんなんなんよ~。」と少しお怒りでした。

バスの窓からはきれいな城崎温泉の夜景を見ることができます。そして、バスは海に向かってどんどん進みます。

そしてバスは終点 日和山停留所に到着しました。休日の昼間であれば水族館目当ての観光客でごった返していますが、この時間は惣兵衛一人です。

バス停を少し上るとお目当てのホテルホテル 金波楼に到着です。時間も宴会の開始時間に何とか間に合うことができそうです。
どんなお料理がいただけるのか楽しみにしながら坂道を登っていきます。
公共交通機関を守るためにも、地球温暖化の防止のためにも公共交通機関をもっと使いたいですね。そしてなによりも楽しいものです。
帰りのバスの終バスの時間は19時過ぎなので、宴会の帰りには使えませんが、城崎温泉から豊岡方面には21時36分の終電がありますから、何とか駅まで送迎してもらえれば帰れますね。。
但馬の公共交通機関を楽しもう!

にほんブログ村 ←但馬の列車、バス、タクシー、代行サービス、空港に応援のポチッ! お願いします。
時期は違いますが参考になればと思います。
その前に、城崎温泉から鳥取間のJRの営業赤字のことがメディアで報道されていました。この間には余部鉄橋をはじめ、たくさんの観光地がありますし、お宿やレストランもあります。高校生も通学に使っています。何とか残していかねばなりません。
こんな時期だからこそ公共交通機関を使おうと、職場のある江原駅から日本海の旅館まで一人旅をしてみました。

まずは江原駅から17:18発 豊岡駅行きの普通電車に乗り込みます。少ないですが高校生の帰宅とちょうど重なり合う感じですね。

終点の豊岡駅に着いたら乗り換えです。17:29 浜坂駅行き普通列車です。ここからは学生とサラリーマンの方がたくさん乗っていて、結構混みあいます。よいことですね。
車両は電車ではなく汽車になります。城崎温泉から先は電化されていないからです。懐かしい乗り心地が最高です。

17:40 城崎駅に到着です。城崎駅でほとんどの乗客がおりますが、惣兵衛も降ります。城崎駅は情緒があっていいですね。このころは駅前に観光客を迎える温泉旅館の送迎バスもそこそこ出入りしていました。
惣兵衛は路線バスに乗るので、駅に向かって左側のさとの湯前にあるバス停でバスを待ちます。
ところが、なかなか17;54発のバスが来ません・・・(汗)。この時間帯は道路も混みあうので時折遅延が出るようです。宴会は18:30から。間に合うかと心配になりました。

ようやく約15分遅れの18:10頃にバスが到着。もう一人一緒に待っていた高齢の女性が、「いつもこんなんなんよ~。」と少しお怒りでした。

バスの窓からはきれいな城崎温泉の夜景を見ることができます。そして、バスは海に向かってどんどん進みます。

そしてバスは終点 日和山停留所に到着しました。休日の昼間であれば水族館目当ての観光客でごった返していますが、この時間は惣兵衛一人です。

バス停を少し上るとお目当てのホテルホテル 金波楼に到着です。時間も宴会の開始時間に何とか間に合うことができそうです。
どんなお料理がいただけるのか楽しみにしながら坂道を登っていきます。
公共交通機関を守るためにも、地球温暖化の防止のためにも公共交通機関をもっと使いたいですね。そしてなによりも楽しいものです。
帰りのバスの終バスの時間は19時過ぎなので、宴会の帰りには使えませんが、城崎温泉から豊岡方面には21時36分の終電がありますから、何とか駅まで送迎してもらえれば帰れますね。。
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[edit]
湯村温泉ぶらぶら歩き ~ちょっと楽しい2時間コース
2014/08/23 Sat. 06:00 [但馬観光記]
とある休日に午後から突然ぽっかりと珍しく予定が無くなりました。そこで夫婦で出かけるかってことで御邪魔したのが私の大好きな湯村温泉です。
先ずは車を外湯温泉施設である薬師湯の駐車場に停めました。ここを起点に歩きはじめます。

駐車場から歩いて湯村温泉の源泉であり、モクモクと硫黄の香りを含んだ湯気を上げる荒湯に到着します。

ここが私の大好きな場所で、ゆで卵や野菜を茹でるとおいしいのです。でも実は昼食抜きで走ってきたのでまずは腹ごしらえをせねばなりません。本当は新温泉町が地元グルメとして売り出されている但馬牛を使った愛しテールラーメンをいただきたかったのですがほぼすべての食事処が午後2時までにいったん閉店してしまっています。午後4時半の開店を待つのもつらいので、以前訪れた時に牛串で御邪魔した
ひよっ子屋さんにまたもお世話になりました。

何を食べたかは後日の記事で紹介しますのでお楽しみに。
腹ごしらえを終えて荒湯に戻りますが、少し遠回りして夢千代像に向かいます。その前に正福寺さんに行ってもいいですよ。私は前回お邪魔しましたし、花の見事な時期に再度ご紹介するつもりです。

この日は午前中がどしゃ降りで観光客も比較的に少なかったのでこうして像だけを撮れました。NHKドラマの名作であり、この湯村温泉を舞台にした夢千代日記を記念して作られた像です。その隣には主演の吉永小百合さんとか三田佳子さんらの手形があります。

夢千代像の台はなんと広島の旧市役所の敷石を寄贈してもらって作られたものでした。この理由は後でわかるのですが、皆さん分かります?

さてさて、夢千代像から荒湯に戻る細い橋を渡ります。荒湯ではやっぱりゆで卵を作らねば気持ちがおさまりませんね。

まずは卵を買いましょう。荒湯の周りの数店で販売されています。サツマイモもおいしいですよ。惣兵衛の場合は家から持っていくこともあるのですが、今回は思い立ってすぐだったので用意はないので、8個300円で購入しました。
卵をもって荒湯に向かいます。

真夏の熱気プラス湯気なので暑いですが我慢我慢です。

先ずはお地蔵さんにお参りします。このお地蔵さんを祀った地蔵祭りが今週末にあり、24日は湯村の火祭りがありますね。

そして茹でる場所に行きます。ひっかける金具がついていて、番号もふってあるので他の人のものと取り間違えないように注意しましょう。

だいたい10分程度を目安に茹でます。ここで待っていても熱くてたまらないのでちょっとお茶します。

今回はセルフのカフェ なごみカフェ夢や さんに御邪魔しました。これもまた別の記事に詳細を記したいと思います。
そろそろ10分経ったので荒湯に戻りましょう。

完成しました。この荒湯の温度はとても高くて日本一の高温の98℃程度あります。ですので温泉卵といってもふんわりとはなりませんし、この時点で卵は熱くて触れません。そこで冷さなければなりません。

荒湯の傍らに慈覚大師円仁の像があります。これは848年に中国から帰国して都へ戻る際に、温泉を発見した僧の像です。このそばにつめたい水道水をもたらす蛇口があるのでここで一気に冷やします。

いつもなら足湯につかりながら温泉卵をいただくのですが、この日は川が増水して閉鎖中。卵はお土産にすることにしました。

またも温泉橋を渡って荒湯から離れますが、ここで西日本の酒造りに貢献した但馬社氏の資料館 社氏館(入場無料)を見学します。

そしてさらに歩みを進めて夢千代館(大人300円)に御邪魔しました。

充分楽しんだら資料館の裏手にある橋を渡って元の薬師湯に帰ります。

こちらは昔からあった外湯の3代目になりますが、当時から地元の方の共同浴場的な要素が強い温泉施設ですので、料金は400円と安いです。ただしシャンプーやせっけんなどはおいてありませんので、あらかじめ用意するのか受付で購入する必要があります。ご注意ください。

温泉自体はサウナがあり、小さいながらも露天風呂があっていいですよ。

温泉から出たところで今回の湯村温泉プチ旅行は終了となりました。駐車場も2時間無料なのですが、その範囲内で十分楽しめたと思います。こんな旅行もいいですね。
しかし、湯村温泉にも湯快リゾートさんが来られたので、これをきっかけに荒湯の周りの温泉街にもっと工夫と活気があればもっと盛り上がると思いますがどうかな?
久々の湯村温泉、楽しかったですよ!

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より大きな地図で 但馬屋惣兵衛マップ を表示
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先ずは車を外湯温泉施設である薬師湯の駐車場に停めました。ここを起点に歩きはじめます。

駐車場から歩いて湯村温泉の源泉であり、モクモクと硫黄の香りを含んだ湯気を上げる荒湯に到着します。

ここが私の大好きな場所で、ゆで卵や野菜を茹でるとおいしいのです。でも実は昼食抜きで走ってきたのでまずは腹ごしらえをせねばなりません。本当は新温泉町が地元グルメとして売り出されている但馬牛を使った愛しテールラーメンをいただきたかったのですがほぼすべての食事処が午後2時までにいったん閉店してしまっています。午後4時半の開店を待つのもつらいので、以前訪れた時に牛串で御邪魔した
ひよっ子屋さんにまたもお世話になりました。

何を食べたかは後日の記事で紹介しますのでお楽しみに。
腹ごしらえを終えて荒湯に戻りますが、少し遠回りして夢千代像に向かいます。その前に正福寺さんに行ってもいいですよ。私は前回お邪魔しましたし、花の見事な時期に再度ご紹介するつもりです。

この日は午前中がどしゃ降りで観光客も比較的に少なかったのでこうして像だけを撮れました。NHKドラマの名作であり、この湯村温泉を舞台にした夢千代日記を記念して作られた像です。その隣には主演の吉永小百合さんとか三田佳子さんらの手形があります。

夢千代像の台はなんと広島の旧市役所の敷石を寄贈してもらって作られたものでした。この理由は後でわかるのですが、皆さん分かります?

さてさて、夢千代像から荒湯に戻る細い橋を渡ります。荒湯ではやっぱりゆで卵を作らねば気持ちがおさまりませんね。

まずは卵を買いましょう。荒湯の周りの数店で販売されています。サツマイモもおいしいですよ。惣兵衛の場合は家から持っていくこともあるのですが、今回は思い立ってすぐだったので用意はないので、8個300円で購入しました。
卵をもって荒湯に向かいます。

真夏の熱気プラス湯気なので暑いですが我慢我慢です。

先ずはお地蔵さんにお参りします。このお地蔵さんを祀った地蔵祭りが今週末にあり、24日は湯村の火祭りがありますね。

そして茹でる場所に行きます。ひっかける金具がついていて、番号もふってあるので他の人のものと取り間違えないように注意しましょう。

だいたい10分程度を目安に茹でます。ここで待っていても熱くてたまらないのでちょっとお茶します。

今回はセルフのカフェ なごみカフェ夢や さんに御邪魔しました。これもまた別の記事に詳細を記したいと思います。
そろそろ10分経ったので荒湯に戻りましょう。

完成しました。この荒湯の温度はとても高くて日本一の高温の98℃程度あります。ですので温泉卵といってもふんわりとはなりませんし、この時点で卵は熱くて触れません。そこで冷さなければなりません。

荒湯の傍らに慈覚大師円仁の像があります。これは848年に中国から帰国して都へ戻る際に、温泉を発見した僧の像です。このそばにつめたい水道水をもたらす蛇口があるのでここで一気に冷やします。

いつもなら足湯につかりながら温泉卵をいただくのですが、この日は川が増水して閉鎖中。卵はお土産にすることにしました。

またも温泉橋を渡って荒湯から離れますが、ここで西日本の酒造りに貢献した但馬社氏の資料館 社氏館(入場無料)を見学します。

そしてさらに歩みを進めて夢千代館(大人300円)に御邪魔しました。

充分楽しんだら資料館の裏手にある橋を渡って元の薬師湯に帰ります。

こちらは昔からあった外湯の3代目になりますが、当時から地元の方の共同浴場的な要素が強い温泉施設ですので、料金は400円と安いです。ただしシャンプーやせっけんなどはおいてありませんので、あらかじめ用意するのか受付で購入する必要があります。ご注意ください。

温泉自体はサウナがあり、小さいながらも露天風呂があっていいですよ。

温泉から出たところで今回の湯村温泉プチ旅行は終了となりました。駐車場も2時間無料なのですが、その範囲内で十分楽しめたと思います。こんな旅行もいいですね。
しかし、湯村温泉にも湯快リゾートさんが来られたので、これをきっかけに荒湯の周りの温泉街にもっと工夫と活気があればもっと盛り上がると思いますがどうかな?
久々の湯村温泉、楽しかったですよ!

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出石 山の手をぶらり歩き その7 ~山際にたたずむ名刹を訪ねる 宗鏡寺
2013/03/22 Fri. 06:00 [但馬観光記]
資料館を出るとさらに東の坂を上ってきます。目の前には初めに訪れた酒蔵が見えてきますが、手前を左に行くと見上げる小山の上にお寺があるのが見えます。
このお寺は昌念寺といいます。

このお寺は浄土宗のお寺で詳細はまた調べる必要があります。幕末の禁門の変に敗れて出石に逃走した桂小五郎が潜伏し、五が大好きだった当時の和尚とよく碁を打ったとか。ここもまた歴史の一ページを刻んでいるお寺です。

お寺の境内はきれいに掃き清められており、裏手にも多くのお墓を抱える立派なお寺であることがわかります。枝垂桜が今にも蕾を開こうとしているのをお寺の方がにこやかに見上げられていたのが印象的でした。
昌念寺を後にし、酒蔵をすり抜けいよいよ急斜面を上ってゆきます。ここには私の大好きなお寺、宗鏡寺(すきょうじ)があります。

1392年に山名氏の菩提寺として建立された臨済宗のお寺です。山名氏が出石を去ってから荒廃が進みますが藩主小出氏の元、沢庵和尚により1616年に再興されたようです。沢庵和尚は徳川家光のつかえていましたがたびたびこの寺に舞い戻り都合30年をここで過ごしたので、通称を「沢庵寺」と呼ばれています。

いきなり立派な本堂が迎えてくれます。その左わきには見事な苔むせる庭があります。

こちらの見学は案内のテープが流れるので非常に分かりやすくていいです。さらに奥に足を進め、背の低い戸をくぐると裏庭に出ます。

こちらの池は鶴の形をしていて、中に浮かぶ島は亀を模していると言われています。背には急な斜面に様々な花木が植えられており、季節になると美しい姿を見せてくれます。

さらに歩を進め石段を上がると一段高い場所につきます。左手の石段を上ると小さなお墓が一つのお墓に寄り添うように立っている墓地に出会います。

中心にあるのが沢庵和尚のお墓。そしてその周りには歴代の住職のお墓ということです。静かに手を合わせこの世を見守ってくれるようにお祈りしました。
坂を下りて元の位置に戻ると奥に大きなお墓があります。

これは出石藩主 小出 英安のお墓ですね。

その隣には沢庵和尚の庵を再現した投淵軒です。その隣には心の文字の形を池にしたといわれる心地の池があります。
この地で沢庵和尚は何を思ったのでしょうか。政治の中枢から離れ、心穏やかに過ごされていたのでしょう。
山門に向かって真っすぐに降りてゆくと立派な鐘楼があります。

この鐘は「願いの鐘」と呼ばれています。一礼し合唱の上、地域が平和であることを心静かに願いながら鐘を突かせていただきました。ここちよい鐘の音が出石の街に響いてゆきます。
沢庵寺を離れるとすぐに隣接する願成寺があります。

こちらのお寺も沢庵寺と同じ臨済宗大徳寺派のお寺です。沢庵寺には一般の方のお墓がなかったのですが、こちらのお寺がその役割を果たしていたのでしょうか。詳細が分かりませんのであとで判明したら加筆したいと思っています。

こちらのお寺でまず目を引くのが鐘楼を兼ねた立派な山門ですね。そしてこれ。



三体の木彫りの達磨像です。それぞれ表情がいいのですが、見る角度、見る人の心によっていろいろな表情に感じるとおもいます。

正面の境内の敷地はそれほど広くはないのですが立派な建築物が周りを囲んでいます。庭が文化財指定を受けているようなのですが、裏手で非公開なのでしょうか。
達磨さんに別れを言うと出たところに整備された段々の墓地があります。

これは今オンエアされている大河ドラマ「八重の桜」の主役である山本八重の最初の夫、川崎尚之助の供養塔です。ちょっととってつけた感がありますが、いずれにせよ不遇な人生を送った川崎尚之助さんの御霊に手を合わせていただければ幸いです。
以上で長い長い出石の散策を終えました。ちょっとそばを食べるだけではもったいない街ですよね。もし時間があれば健康のためにも散策してみると新しい発見があるかもしれません。
(完)

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このお寺は昌念寺といいます。

このお寺は浄土宗のお寺で詳細はまた調べる必要があります。幕末の禁門の変に敗れて出石に逃走した桂小五郎が潜伏し、五が大好きだった当時の和尚とよく碁を打ったとか。ここもまた歴史の一ページを刻んでいるお寺です。

お寺の境内はきれいに掃き清められており、裏手にも多くのお墓を抱える立派なお寺であることがわかります。枝垂桜が今にも蕾を開こうとしているのをお寺の方がにこやかに見上げられていたのが印象的でした。
昌念寺を後にし、酒蔵をすり抜けいよいよ急斜面を上ってゆきます。ここには私の大好きなお寺、宗鏡寺(すきょうじ)があります。

1392年に山名氏の菩提寺として建立された臨済宗のお寺です。山名氏が出石を去ってから荒廃が進みますが藩主小出氏の元、沢庵和尚により1616年に再興されたようです。沢庵和尚は徳川家光のつかえていましたがたびたびこの寺に舞い戻り都合30年をここで過ごしたので、通称を「沢庵寺」と呼ばれています。

いきなり立派な本堂が迎えてくれます。その左わきには見事な苔むせる庭があります。

こちらの見学は案内のテープが流れるので非常に分かりやすくていいです。さらに奥に足を進め、背の低い戸をくぐると裏庭に出ます。

こちらの池は鶴の形をしていて、中に浮かぶ島は亀を模していると言われています。背には急な斜面に様々な花木が植えられており、季節になると美しい姿を見せてくれます。

さらに歩を進め石段を上がると一段高い場所につきます。左手の石段を上ると小さなお墓が一つのお墓に寄り添うように立っている墓地に出会います。

中心にあるのが沢庵和尚のお墓。そしてその周りには歴代の住職のお墓ということです。静かに手を合わせこの世を見守ってくれるようにお祈りしました。
坂を下りて元の位置に戻ると奥に大きなお墓があります。

これは出石藩主 小出 英安のお墓ですね。

その隣には沢庵和尚の庵を再現した投淵軒です。その隣には心の文字の形を池にしたといわれる心地の池があります。
この地で沢庵和尚は何を思ったのでしょうか。政治の中枢から離れ、心穏やかに過ごされていたのでしょう。
山門に向かって真っすぐに降りてゆくと立派な鐘楼があります。

この鐘は「願いの鐘」と呼ばれています。一礼し合唱の上、地域が平和であることを心静かに願いながら鐘を突かせていただきました。ここちよい鐘の音が出石の街に響いてゆきます。
沢庵寺を離れるとすぐに隣接する願成寺があります。

こちらのお寺も沢庵寺と同じ臨済宗大徳寺派のお寺です。沢庵寺には一般の方のお墓がなかったのですが、こちらのお寺がその役割を果たしていたのでしょうか。詳細が分かりませんのであとで判明したら加筆したいと思っています。

こちらのお寺でまず目を引くのが鐘楼を兼ねた立派な山門ですね。そしてこれ。



三体の木彫りの達磨像です。それぞれ表情がいいのですが、見る角度、見る人の心によっていろいろな表情に感じるとおもいます。

正面の境内の敷地はそれほど広くはないのですが立派な建築物が周りを囲んでいます。庭が文化財指定を受けているようなのですが、裏手で非公開なのでしょうか。
達磨さんに別れを言うと出たところに整備された段々の墓地があります。

これは今オンエアされている大河ドラマ「八重の桜」の主役である山本八重の最初の夫、川崎尚之助の供養塔です。ちょっととってつけた感がありますが、いずれにせよ不遇な人生を送った川崎尚之助さんの御霊に手を合わせていただければ幸いです。
以上で長い長い出石の散策を終えました。ちょっとそばを食べるだけではもったいない街ですよね。もし時間があれば健康のためにも散策してみると新しい発見があるかもしれません。
(完)

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出石 山の手をぶらり歩き その6 ~豊岡市立出石資料館
2013/03/21 Thu. 06:30 [但馬観光記]
今度はお城を離れて駐車場に向かいがてら北に向かいます。鉄砲町あたりにつく前に右に折れて山側に東進。すると立派な町屋の建物があります。
これは豊岡市立出石資料館です。

生糸を商う豪商福富家が明治9年の大火に襲われた出石に京都から職人を招いて作らせた数寄屋造りの豪邸です。今では市が買い取り、古墳からの出土品や出石藩の資料、ゆかりの品々を展示する資料館として運営されています。

この日は特別展なのかひな人形がたくさん展示されていました。ちょっと薄暗い館内に中庭からの明かりに照らされた朱色の布地が目にまぶしいですね。

さまざまな時代のひな人形がありますがこれが最も古いもののようです。

嫁入り道具や着せ替え人形などもしつらえられていて親の子を思う気持ちが伝わってきます。

また、見上げれば邸宅につりあった立派な神棚が見受けられ、足元には古いテレビと傘があったりして楽しいものです。

中庭に面する縁には碁盤が置かれ、当時の主人が客と楽しんだりしていたのでしょうか。

二階も書斎づくりの立派な部屋があり、中庭と渡り廊下の屋根を見下ろす風情はなかなかです。

離れに移動するとさらにつくりは贅を尽くしたものになります。数寄屋造りということで1階には2畳ほどの小さな茶室。二階には明かりを大きくとった釜の置かれた立派な部屋もありました。
さらに廊下を渡って蔵に向かいます。

蔵の中は武具などがきれいに展示されていました。

これらはレプリカとされておらず「御着用」とされているので実際に藩主が使用したものなのでしょうね。
地元の私も参観するのは初めてでしたがなかなか興味深い展示でした。できれば特別展も頻繁にやっていただければ面白いのではないでしょうか。
いよいよこれからは山にむかい軒を重ねるお寺に向かうことにします。
(つづく)

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これは豊岡市立出石資料館です。

生糸を商う豪商福富家が明治9年の大火に襲われた出石に京都から職人を招いて作らせた数寄屋造りの豪邸です。今では市が買い取り、古墳からの出土品や出石藩の資料、ゆかりの品々を展示する資料館として運営されています。

この日は特別展なのかひな人形がたくさん展示されていました。ちょっと薄暗い館内に中庭からの明かりに照らされた朱色の布地が目にまぶしいですね。

さまざまな時代のひな人形がありますがこれが最も古いもののようです。

嫁入り道具や着せ替え人形などもしつらえられていて親の子を思う気持ちが伝わってきます。

また、見上げれば邸宅につりあった立派な神棚が見受けられ、足元には古いテレビと傘があったりして楽しいものです。

中庭に面する縁には碁盤が置かれ、当時の主人が客と楽しんだりしていたのでしょうか。

二階も書斎づくりの立派な部屋があり、中庭と渡り廊下の屋根を見下ろす風情はなかなかです。

離れに移動するとさらにつくりは贅を尽くしたものになります。数寄屋造りということで1階には2畳ほどの小さな茶室。二階には明かりを大きくとった釜の置かれた立派な部屋もありました。
さらに廊下を渡って蔵に向かいます。

蔵の中は武具などがきれいに展示されていました。

これらはレプリカとされておらず「御着用」とされているので実際に藩主が使用したものなのでしょうね。
地元の私も参観するのは初めてでしたがなかなか興味深い展示でした。できれば特別展も頻繁にやっていただければ面白いのではないでしょうか。
いよいよこれからは山にむかい軒を重ねるお寺に向かうことにします。
(つづく)

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