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約2万年前に大地を流れた溶岩流の跡をたどり歩いてみました ~後編 山宮から江原駅~神鍋溶岩流 日高町 

 さあ、まだまだ歩きますよ。

神鍋溶岩流散歩 栃本の入り口

 もうすぐよの木坂を下りきる手前で、南におれる細道に滝の案内看板があります。

神鍋溶岩流散歩 栃本

 栃本という地区を縫うように続く小道を歩きます。そこにあった看板に誘われるように流れに近づくと滝が見えました。

神鍋溶岩流散歩 二段滝

 二段滝という滝です。これは素晴らしいですね。

 ここから山宮地区にいって、たくさんの滝を見ることができるですが、少し前に神鍋溶岩流ジオウォークの時に歩いたので、今回は初めて歩く山側を進むことにしました。

神鍋溶岩流散歩 左岸の畑道

 田んぼの中の農道を歩きます。はっきり言って失敗でした(笑)。山宮から石井の間は国道側を通ったほうが滝がたくさんあり、気持ちのいい林間の道が続きますので、そちらを通ってくださいね。地図上に赤い線でお勧めコースは記述してあります。雰囲気はジオウォークの様子をご覧ください。

神鍋溶岩流散歩 看板

 滝の案内看板はあるものの、動物除けの電機柵があるし、草もはえ放題なので近づくことができません。

神鍋溶岩流散歩 電機柵

 しまいには、電機柵で道路も行方を遮られます。いったん電線を外して、電機柵の先に進みます。完全に動物のエリアです。

神鍋溶岩流散歩 馬淵

 暗い道を通りすぎると、またもや視界が広がり、馬淵という面白い溶岩による場所に出ました。

 さらに歩みを進めます。

神鍋溶岩流散歩 石井の農道

 もうすぐ十戸の集落というところの手前で十戸の滝に出あえました。

神鍋溶岩流散歩 十戸の滝

 大好きな滝です。

神鍋溶岩流散歩 十戸の滝
神鍋溶岩流散歩 十戸の滝
 
 滝の裏も見られますよ。

神鍋溶岩流散歩 寿楽庵

 十戸の集落に到着しました。ここまで2時間40分です。さすがに少し疲れたので寿楽庵さんで一休みです。

神鍋溶岩流散歩 寿楽庵 バル

 バルのミニとろろつけ蕎麦で小腹を満たし、水も補給させていただいて再スタートです。

神鍋溶岩流散歩 十戸の釣り場

 十戸国際マス釣り場を渡ります。

神鍋溶岩流散歩 十戸の清流
神鍋溶岩流散歩 鱒の養殖

 国道の向こうには十戸の集落があって、清らかなわき水とそれを使った鱒の養殖場がたくさんあります。側溝にはきれいな水でしか繁殖しないバイカモが少しばかりかわいらしい花を見せてくれていました。
 ここでも大きな段差があり、溶岩流の流れの変化になります。この段差の下からは豊富な湧き水がわいていて、どんな時でも枯れないそうです。

神鍋溶岩流散歩 久田谷

 ずっと歩いていくと植村直己冒険館がありますが、ここでも大きな段差があります。日高の地域は溶岩流によって段々畑のようになっていますね。

神鍋溶岩流散歩 久田谷の稲葉川の様子

 道場といわれる地域を流れる稲葉川の様子です。溶岩流を削って川が流れているのが解ります。

神鍋溶岩流散歩 久斗 兵主神社

 さらに市道を下っていくと久斗地区に出ます。そこにある兵主神社があるのですが、ここも特徴的です。

神鍋溶岩流散歩 久斗の段さ

 稲葉川沿いに溶岩流が流れているので、久斗地区の住宅密集地は神社も含めて溶岩の上にあり、そうでない田園地区は数メートルの断崖の下になります。この神社は溶岩流のへりにあるので、裏の住宅に向けて絶壁になっています。

神鍋溶岩流散歩 久斗の石垣 

 このあたりの古い住宅の石垣には溶岩が使われていますね。

神鍋溶岩流散歩 久斗の稲葉川

 久斗区を流れる稲葉川の様子です。

神鍋溶岩流散歩 岩中の交差点

 久斗区をさらに下ると国道312号線のある交差点に到着します。ここの地名は岩中。この場所を掘るとすぐに頑丈な岩盤に突き当たるそうです。溶岩流の上は非常に地盤が強く、地震の際にもあまり揺れません。40mの不安定な堆積土の上にある豊岡市街地で揺れても、ここは大丈夫です。

神鍋溶岩流散歩 円山川

 そして、ついに円山川にぶつかります。左側の旗幟を見ていただいたらわかるのと思うのですが、堤防の下は直角に削られた岩盤になっていますよね。これが溶岩流の最終到達地ですね。

神鍋溶岩流散歩 円山川

 だいたい全部で13キロメートルくらいの行程になりますね。途中で寄り道したり、食事をしたりしたので全部で4時間半くらいかかったようです。
 下の地図に行程は示しますが、神鍋山から下り、山宮から右岸で石井に降りて、十戸までの行程がお勧めですね。2時間半で適当な距離だと思います。

神鍋溶岩流散歩 江原駅





さあ、次はどこを歩こうかな!


  
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神鍋溶岩流散歩 地図
(クリックして拡大してご覧ください)
タグ: 豊岡市日高 

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約2万年前に大地を流れた溶岩流の跡をたどり歩いてみました ~前編 神鍋山周辺~神鍋溶岩流 日高町  

もともと山登りが好きだった惣兵衛です。久しぶりに休日に歩きたくなり、江原駅から全但バスに乗り込みました。

全但バス 

久しぶりのバスもいいものです。

全但バス 

5名ほどしか乗っておられず、快適な旅でした。他の皆さんの目的は友達のところから帰る学生と、道の駅「神鍋高原」のランチバイキングの方などがいらっしゃいました。

全但バス 

全但バスの神鍋線は上限 大人200円、子ども100円ですからとてもありがたいです。

神鍋溶岩流散歩 神鍋道の駅

30分ほどで道の駅「神鍋高原」に到着です。トイレを済ませてペットボトルの水を購入してさっそくスタートです。

神鍋溶岩流散歩 神鍋山

なんとなく歩くのでは気持ちが緩むので、今回の目的は「神鍋溶岩流の流れた跡を散策する」ということにしました。ということは溶岩流の源である噴火口を目指さなければなりません。神鍋山に向かって歩を進めます。

神鍋溶岩流散歩 クマよけ鈴

この時期は冬眠に向かう熊が出没する危険がありますので、クマよけの鈴は必ず持っていきましょうね!

神鍋溶岩流散歩 神鍋山林道

看板に従って歩くと、作業用車両の使う舗装された登山道になりました。つづらおりになっているので斜度はありませんが、その代わり距離があります。視界も開けないので、鈴を持っていないとクマに出合い頭に遭遇することになりそうです。

神鍋溶岩流散歩 道端の花

道端には綺麗な花も咲いていて、とてもきれいでしたね。

神鍋溶岩流散歩 噴火口

そうこういっているうちに登山道に到着です。道の駅から15分くらいの行程ですね。

神鍋溶岩流散歩 噴火口説明看板

この神鍋高原周辺には北西隣の大机山、南東の太田山、ブリ山、清滝山といった沢山の火山があり、神鍋単成火山群と総称されています。70万年前から噴火活動が続き、最も新しいのがこの神鍋山です。噴火口の周囲は750m、深さ40メートルのきれいなすり鉢状の噴火口で、研究者の方からは、これほど小規模の噴火口が木尾れいな形で残っているのは珍しいといわれたそうです。

神鍋溶岩流散歩 スコリア

この神鍋山は噴火口からの噴出物であるスコリアが積み重なった山です。

神鍋溶岩流散歩 展望

この山から眺める神鍋の展望は最高です。

神鍋溶岩流散歩 神鍋神社

噴火口の最も高いところには珍しい三角錐の形をした神鍋神社があります。手を合わせて無事を祈り、下山します。

神鍋溶岩流散歩 噴火口

一番低いところから見た噴火口です。この噴火口を見るには春の山焼の時もおすすめですよ。

神鍋溶岩流散歩 下山

下山はスキー場の敷地を通っております。ススキがとてもきれいでした。すでにスキーのオープンに備えてリフトの椅子も設置が始まっていましたね。

神鍋溶岩流散歩 スコリアの地層

そのまま道の駅に降りずに、すこし西側の斜面を利用すると、スコリアの地層がむき出しになった場所があります。幾層にもなっていて大規模な噴火が何度も繰り返されたことが解りますね。

神鍋溶岩流散歩 地層の説明書き

さらに歩を進めます。

神鍋溶岩流散歩 畑

神鍋山から下りると畑が見えます。この畑は真っ黒な土です。

神鍋溶岩流散歩 土

これは「黒ぼく」といわれる火山灰を大量に含む土で、野菜の栽培に抜群に向いているそうです。キャベツやスイカが名産で、とてもおいしいです。

神鍋溶岩流散歩 風穴

国道を西に少し行くと風穴があります。

神鍋溶岩流散歩 風穴

この穴の中はとても涼しい風が吹いていて、年中一定の温度だそうです。子どものころは、夏の神鍋で遊んだあとは、ここに来ては、涼んでいたことを思い出します。
すぐ近くに風穴庵という蕎麦と麦とろ飯と、田舎料理が食べられるお店があるので、時間があればどうぞ。

ここから東に後戻りして道の駅に戻ります。

神鍋溶岩流散歩 Pain de ”A”

これからトイレがしばらくないので、用を済ませて、パンをPain de ”A”さんで購入してさらに進みます。(ここまでスタートしてから50分程度)

但馬ドームの脇をかすめて国道を下っていきます。高原を一気に下るよの木坂の手前の角を右に曲がって、さらに別荘地に入ります。

神鍋溶岩流散歩 神鍋の別荘地

するとすぐに看板があり、急坂を下っていくと、このエリアで最大の滝である八反の滝に出合えます。

神鍋溶岩流散歩 八反の滝

すばらしい滝です。この滝壺は溶岩が流れていない堆積地層で、滝の上段や、滝壺に降りてきた斜面が溶岩の岩盤なのです。かなりの高低差がありますね。

神鍋溶岩流散歩 八反の滝でパン

小腹がすいたのでPain de ”A”さんのおいしいパンをいただきます。洋菓子かと思えるようなおいしいパンでした。つかれた体には最高ですね。

神鍋溶岩流散歩 八反の滝の滝壺

水がまた最高にきれいです! 思わず顔を洗ってみました。

神鍋溶岩流散歩 滝の下の流れ

滝の近くでしばらく休んだら、川に沿って下山していきます。かなり狭い渓谷ですが、山道がしっかり整備されているので安心です。

神鍋溶岩流散歩 国道に出る

渓谷から出ると、一気に視界が広がります。本当は田んぼの道を行きたかったのですが、動物除けの電機柵があり、断念して国道に戻ります。

神鍋溶岩流散歩 看板

すぐに看板があり、流れのそばを歩けそうだったので、行ってみますが、いまいちよくわからず元の道に戻ってしまいました。さあ、神鍋高原から下りました。さらに下りを続けます。(ここまでで約1時間半です)

神鍋山を歩くのは楽しいですよ!

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神鍋溶岩流散歩 地図
タグ: 豊岡市日高 

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湯村温泉ぶらぶら歩き ~ちょっと楽しい2時間コース 

 とある休日に午後から突然ぽっかりと珍しく予定が無くなりました。そこで夫婦で出かけるかってことで御邪魔したのが私の大好きな湯村温泉です。

 先ずは車を外湯温泉施設である薬師湯の駐車場に停めました。ここを起点に歩きはじめます。

湯村温泉 薬師湯

 駐車場から歩いて湯村温泉の源泉であり、モクモクと硫黄の香りを含んだ湯気を上げる荒湯に到着します。

湯村温泉 荒湯

 ここが私の大好きな場所で、ゆで卵や野菜を茹でるとおいしいのです。でも実は昼食抜きで走ってきたのでまずは腹ごしらえをせねばなりません。本当は新温泉町が地元グルメとして売り出されている但馬牛を使った愛しテールラーメンをいただきたかったのですがほぼすべての食事処が午後2時までにいったん閉店してしまっています。午後4時半の開店を待つのもつらいので、以前訪れた時に牛串で御邪魔した

ひよっ子屋さんにまたもお世話になりました。

湯村温泉 ひよ子屋

 何を食べたかは後日の記事で紹介しますのでお楽しみに。


 腹ごしらえを終えて荒湯に戻りますが、少し遠回りして夢千代像に向かいます。その前に正福寺さんに行ってもいいですよ。私は前回お邪魔しましたし、花の見事な時期に再度ご紹介するつもりです。

湯村温泉 夢千代像

 この日は午前中がどしゃ降りで観光客も比較的に少なかったのでこうして像だけを撮れました。NHKドラマの名作であり、この湯村温泉を舞台にした夢千代日記を記念して作られた像です。その隣には主演の吉永小百合さんとか三田佳子さんらの手形があります。

湯村温泉 手形

 夢千代像の台はなんと広島の旧市役所の敷石を寄贈してもらって作られたものでした。この理由は後でわかるのですが、皆さん分かります? 

湯村温泉 台座
 
 さてさて、夢千代像から荒湯に戻る細い橋を渡ります。荒湯ではやっぱりゆで卵を作らねば気持ちがおさまりませんね。

湯村温泉 卵の販売

 まずは卵を買いましょう。荒湯の周りの数店で販売されています。サツマイモもおいしいですよ。惣兵衛の場合は家から持っていくこともあるのですが、今回は思い立ってすぐだったので用意はないので、8個300円で購入しました。

 卵をもって荒湯に向かいます。

湯村温泉 荒湯

 真夏の熱気プラス湯気なので暑いですが我慢我慢です。

湯村温泉 地蔵

 先ずはお地蔵さんにお参りします。このお地蔵さんを祀った地蔵祭りが今週末にあり、24日は湯村の火祭りがありますね。

湯村温泉 荒湯

 そして茹でる場所に行きます。ひっかける金具がついていて、番号もふってあるので他の人のものと取り間違えないように注意しましょう。

湯村温泉 卵を投入

 だいたい10分程度を目安に茹でます。ここで待っていても熱くてたまらないのでちょっとお茶します。

湯村温泉 なごみカフェ夢や

 今回はセルフのカフェ なごみカフェ夢や さんに御邪魔しました。これもまた別の記事に詳細を記したいと思います。

 そろそろ10分経ったので荒湯に戻りましょう。

湯村温泉 完成

 完成しました。この荒湯の温度はとても高くて日本一の高温の98℃程度あります。ですので温泉卵といってもふんわりとはなりませんし、この時点で卵は熱くて触れません。そこで冷さなければなりません。

湯村温泉 慈覚大師円仁の像

 荒湯の傍らに慈覚大師円仁の像があります。これは848年に中国から帰国して都へ戻る際に、温泉を発見した僧の像です。このそばにつめたい水道水をもたらす蛇口があるのでここで一気に冷やします。

湯村温泉 びっくり水

 いつもなら足湯につかりながら温泉卵をいただくのですが、この日は川が増水して閉鎖中。卵はお土産にすることにしました。

湯村温泉 足湯

 またも温泉橋を渡って荒湯から離れますが、ここで西日本の酒造りに貢献した但馬社氏の資料館 社氏館(入場無料)を見学します。

湯村温泉 社氏館

 そしてさらに歩みを進めて夢千代館(大人300円)に御邪魔しました。

湯村温泉 夢千代館

 充分楽しんだら資料館の裏手にある橋を渡って元の薬師湯に帰ります。

湯村温泉 薬師湯

 こちらは昔からあった外湯の3代目になりますが、当時から地元の方の共同浴場的な要素が強い温泉施設ですので、料金は400円と安いです。ただしシャンプーやせっけんなどはおいてありませんので、あらかじめ用意するのか受付で購入する必要があります。ご注意ください。

湯村温泉 薬師湯

 温泉自体はサウナがあり、小さいながらも露天風呂があっていいですよ。

湯村温泉 薬師湯

 温泉から出たところで今回の湯村温泉プチ旅行は終了となりました。駐車場も2時間無料なのですが、その範囲内で十分楽しめたと思います。こんな旅行もいいですね。

 しかし、湯村温泉にも湯快リゾートさんが来られたので、これをきっかけに荒湯の周りの温泉街にもっと工夫と活気があればもっと盛り上がると思いますがどうかな?



久々の湯村温泉、楽しかったですよ!


  
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より大きな地図で 但馬屋惣兵衛マップ を表示
タグ: 新温泉町温泉 

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出石 山の手をぶらり歩き その7 ~山間の名刹を訪ねる 宗鏡寺 

資料館を出るとさらに東の坂を上ってきます。目の前には初めに訪れた酒蔵が見えてきますが、手前を左に行くと見上げる小山の上にお寺があるのが見えます。

このお寺は昌念寺といいます。

昌念寺

 このお寺は浄土宗のお寺で詳細はまた調べる必要があります。幕末の禁門の変に敗れて出石に逃走した桂小五郎が潜伏し、五が大好きだった当時の和尚とよく碁を打ったとか。ここもまた歴史の一ページを刻んでいるお寺です。

昌念寺

 お寺の境内はきれいに掃き清められており、裏手にも多くのお墓を抱える立派なお寺であることがわかります。枝垂桜が今にも蕾を開こうとしているのをお寺の方がにこやかに見上げられていたのが印象的でした。


 昌念寺を後にし、酒蔵をすり抜けいよいよ急斜面を上ってゆきます。ここには私の大好きなお寺、宗鏡寺(すきょうじ)があります。

宗鏡寺

 1392年に山名氏の菩提寺として建立された臨済宗のお寺です。山名氏が出石を去ってから荒廃が進みますが藩主小出氏の元、沢庵和尚により1616年に再興されたようです。沢庵和尚は徳川家光のつかえていましたがたびたびこの寺に舞い戻り都合30年をここで過ごしたので、通称を「沢庵寺」と呼ばれています。

宗鏡寺

 いきなり立派な本堂が迎えてくれます。その左わきには見事な苔むせる庭があります。

宗鏡寺

 こちらの見学は案内のテープが流れるので非常に分かりやすくていいです。さらに奥に足を進め、背の低い戸をくぐると裏庭に出ます。

宗鏡寺

 こちらの池は鶴の形をしていて、中に浮かぶ島は亀を模していると言われています。背には急な斜面に様々な花木が植えられており、季節になると美しい姿を見せてくれます。

宗鏡寺

 さらに歩を進め石段を上がると一段高い場所につきます。左手の石段を上ると小さなお墓が一つのお墓に寄り添うように立っている墓地に出会います。

宗鏡寺

 中心にあるのが沢庵和尚のお墓。そしてその周りには歴代の住職のお墓ということです。静かに手を合わせこの世を見守ってくれるようにお祈りしました。

 坂を下りて元の位置に戻ると奥に大きなお墓があります。

宗鏡寺

 これは出石藩主 小出 英安のお墓ですね。

宗鏡寺

 その隣には沢庵和尚の庵を再現した投淵軒です。その隣には心の文字の形を池にしたといわれる心地の池があります。

 この地で沢庵和尚は何を思ったのでしょうか。政治の中枢から離れ、心穏やかに過ごされていたのでしょう。

 山門に向かって真っすぐに降りてゆくと立派な鐘楼があります。

宗鏡寺

 この鐘は「願いの鐘」と呼ばれています。一礼し合唱の上、地域が平和であることを心静かに願いながら鐘を突かせていただきました。ここちよい鐘の音が出石の街に響いてゆきます。


 沢庵寺を離れるとすぐに隣接する願成寺があります。

願成寺

 こちらのお寺も沢庵寺と同じ臨済宗大徳寺派のお寺です。沢庵寺には一般の方のお墓がなかったのですが、こちらのお寺がその役割を果たしていたのでしょうか。詳細が分かりませんのであとで判明したら加筆したいと思っています。

願成寺

 こちらのお寺でまず目を引くのが鐘楼を兼ねた立派な山門ですね。そしてこれ。

願成寺 願成寺
願成寺

 三体の木彫りの達磨像です。それぞれ表情がいいのですが、見る角度、見る人の心によっていろいろな表情に感じるとおもいます。

願成寺

 正面の境内の敷地はそれほど広くはないのですが立派な建築物が周りを囲んでいます。庭が文化財指定を受けているようなのですが、裏手で非公開なのでしょうか。

 達磨さんに別れを言うと出たところに整備された段々の墓地があります。

川崎尚之助の供養塔

 これは今オンエアされている大河ドラマ「八重の桜」の主役である山本八重の最初の夫、川崎尚之助の供養塔です。ちょっととってつけた感がありますが、いずれにせよ不遇な人生を送った川崎尚之助さんの御霊に手を合わせていただければ幸いです。



以上で長い長い出石の散策を終えました。ちょっとそばを食べるだけではもったいない街ですよね。もし時間があれば健康のためにも散策してみると新しい発見があるかもしれません。



(完)



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出石 山の手をぶらり歩き その6 ~豊岡市立出石資料館 

 今度はお城を離れて駐車場に向かいがてら北に向かいます。鉄砲町あたりにつく前に右に折れて山側に東進。すると立派な町屋の建物があります。

 これは豊岡市立出石資料館です。

豊岡市立出石資料館

 生糸を商う豪商福富家が明治9年の大火に襲われた出石に京都から職人を招いて作らせた数寄屋造りの豪邸です。今では市が買い取り、古墳からの出土品や出石藩の資料、ゆかりの品々を展示する資料館として運営されています。

豊岡市立出石資料館

 この日は特別展なのかひな人形がたくさん展示されていました。ちょっと薄暗い館内に中庭からの明かりに照らされた朱色の布地が目にまぶしいですね。

豊岡市立出石資料館

 さまざまな時代のひな人形がありますがこれが最も古いもののようです。

豊岡市立出石資料館

 嫁入り道具や着せ替え人形などもしつらえられていて親の子を思う気持ちが伝わってきます。

豊岡市立出石資料館

 また、見上げれば邸宅につりあった立派な神棚が見受けられ、足元には古いテレビと傘があったりして楽しいものです。

豊岡市立出石資料館

 中庭に面する縁には碁盤が置かれ、当時の主人が客と楽しんだりしていたのでしょうか。

豊岡市立出石資料館

 二階も書斎づくりの立派な部屋があり、中庭と渡り廊下の屋根を見下ろす風情はなかなかです。

豊岡市立出石資料館

 離れに移動するとさらにつくりは贅を尽くしたものになります。数寄屋造りということで1階には2畳ほどの小さな茶室。二階には明かりを大きくとった釜の置かれた立派な部屋もありました。

 さらに廊下を渡って蔵に向かいます。

豊岡市立出石資料館

 蔵の中は武具などがきれいに展示されていました。

豊岡市立出石資料館

 これらはレプリカとされておらず「御着用」とされているので実際に藩主が使用したものなのでしょうね。


 地元の私も参観するのは初めてでしたがなかなか興味深い展示でした。できれば特別展も頻繁にやっていただければ面白いのではないでしょうか。


 いよいよこれからは山にむかい軒を重ねるお寺に向かうことにします。


(つづく)



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