夏山登山に向けたトレーニングで神鍋溶岩流ウォーク ~日高町十戸から道の駅 神鍋高原まで 日高町
2023/05/15 Mon. 06:00 [但馬登山・トレッキング]
地元の仲間と山登りの会を作っている惣兵衛。最長老で、これまで日本百名山の登山歴が多いということで顧問をしています。今年は北アルプスで縦走をして、テント泊にチャレンジしようと計画しています。すると、荷物の重さが約10キロくらいで、2日とも6~8時間の長時間の登りや、厳しい下り坂を歩くスキルを磨く必要があります。
本番までにトレーニングをしようと提案があり、10キロの荷物を背負って、少雨決行で神鍋溶岩流ウォークをすることにしました。

今回はメンバーの一人が午後1時には自宅に帰らないといけないので、時短実行です。
9:40。 十戸からスタートです。お店や釣り堀の邪魔にならないように、ちょっと離れた場所に駐車します。登山靴を履いて、ストレッチして、重たいリュックを背負ってスタートです。

歩き始めるのは溶岩流のある稲葉川の左岸側です。いつもお世話になっている手打ちそばの寿楽庵の脇を抜けていきます。
10分ほどで、最初の見どころに到着します。

十戸の滝です。
神鍋の火山は有名ですが、正式には神鍋火山群といわれます。シンボル的な存在の神鍋山に加えて、西気、ブリ山、大机、太田、清滝、山宮の7つの噴火口があります。
何度も噴火と溶岩の噴出を繰り返し、溶岩流が停止ししたり、隆起した場所ごとに、よのき坂、へん坂など、急な坂道があります。この十戸の地も溶岩流が止まったといわれていて、岩盤の上に岩盤が重なり、その落差でこの滝ができて、その間を流れる地下水が大量に湧き出し、清流の郷といわれています。

前日に雨が降ったので水量がすごいです。よって迫力も増していますね。

すごいですね。この日は水量が多いのですが、実はこの滝壺は湧水の出る場所でもあります。雨が降らなくて川が干上がっても、この滝壺から水が湧き出て、これから下は水が豊富にあるのです。不思議ですね。

その神秘的な滝の姿をみて、地域の人たちは地域を守る不動明王をここに祀っておられます。石塔や献灯もあり、信仰の対象になっています。」

この滝は滝の裏にも入ることができます。めっちゃ気持ちがいいです。

十戸の滝を離れると、田んぼ道をしばらく歩きます。まさに、田植え作業の真っ最中。たくさんの農家の方にお会いできました。「こんにちわ!」というあいさつを交わしながら、楽しく歩いていきます。

こんなかわいらしいお堂もあります。その横には桜の大きな木もあり、地域の方々に大切にされている場所だと思われます。こんな地域の人たちの生活と触れ合うのもこういうウォーキングの楽しみです。

集落の間を流れる稲葉川も、看板があるわけでもなく、観光ポイントになっていませんが、溶岩流の絶景になっています。

小さな橋を渡って、稲葉川の右岸に出ます。そこにはすごく静かな流れがあり、その奥に小さな滝が見えます。

その脇にはこのように小さな神社がありました。こちらは弁財天が祀られているようです。この小さな社の脇から豊富な湧水があるようで、それを祀っておられるようです。
会の会長が代表して「世界平和をお願いしたよ。」
「・・・。」
弁財天は商売繁盛の神様だったような・・・。

雰囲気の良い場所に出会えました。瓢箪淵の穏やかな流れと、奥にあるアクセントになっているやすらぎの滝です。

10:26。ここでいったん国道に出ます。少し雨が降ってきたし、約50分近くなったので、この先の石井パーキングによります。

トイレがあるのでトイレ休憩しましたが、ちょっと雨足が強くなってきたので、東屋で雨宿りです。ザックにザックカバーを施したり、水分補給をしたり、10分ほど雨が弱まるのを待ちます。

雨が少雨になったので、再出発です。遊歩道に戻ります。

ここからしばらく快適な整備された道を歩きます。お子さんとのハイキングもおすすめのコースです。

坂道も地域の方々が整備していただいているようで、奇麗に階段状になっています。

こんな素敵な場所に出ました。メンバー皆も歓声が上がります。こちらはせせらぎ淵ですね。

もちろん、迫力ある滝もたくさんあります。ネエ滝といいます。名前の由来を知りたいですね。

ここが惣兵衛の好きな畳滝です。巨大な岩盤の板の上を流れた水が滝になっています。その奥にある小滝がアクセントになっていて、とてもきれいな景色です。

迫力のあるデリガシ滝は、水量がさらに増して迫力満点です。

いったん集落に出ます。

その集落の脇にもこんな素敵な滝があります。二段滝です。道路から降りていく必要があるのですが、大きな石があって、そこが雨に濡れてめちゃ滑りました。先頭で見に行った惣兵衛は不覚にも足を滑らせてすってんコロリン。肘をすりむいてけがをしました。気を付けましょう(涙)。

このあたりは鹿よけの柵があります。開けて進む必要がありますが、ちゃんと元通り閉めて進みましょう。

再び田園地帯を進みます。右側に但馬ドームが見えます。神鍋高原は目の前です。

ここからは少し山道っぽい感じの道になります。

整備された道もいいですが、こんな山道も雰囲気があっていいですね。

ここはまぼという穏やかな水のたまり場です。この辺りは農業用の水路の取水地になっているので、水の流れが穏やかで、鏡のような雰囲気になっています。
さらに進むと、大きな滝の音が聞こえてきます。

八反の滝です。

落差24メートルの滝です。ここも溶岩流の流れが途切れたところにできた巨大な滝です。溶岩流の自然の偉大さと、それがもたらした奇跡の美しさに感嘆するばかりです。
しばらく、水しぶきの細やかなミストを浴びて、疲れをいやしながら、気持ちの良い時間を過ごしました。最高ですね。
さあ、みんな体を休めたら再出発です。

ここからは結構な急斜面を登って、神鍋高原の高度まで戻ります。10キロ近いリュックの重みがここでメンバーの足を痛めつけたようです。10分くらいで登りは終わります。

登り切ったら名色の別荘地です。

再び国道に戻ります。神鍋高原です。

国道を歩き続けても味気ないので但馬ドーム前を通過します。

その次は神鍋高原キャンプ場を通過します。

目の前に神鍋山がみえました。本当の計画はこの後、神鍋山の噴火口を見に行く予定でしたが、メンバーが午後から用事があるので断念。

きれいないちょう並木を歩いて最終ポイントへ。

12:21。メンバーの車を置いておいた道の駅 神鍋高原に到着です。全行程2時間40分の快適ウォーキングでした。

車で出発地点の十戸に戻りました。車を駐車させていただいた寿楽庵にてお昼ご飯です。

意外なことに、ほかのメンバーは寿楽庵でそばを頂くのは子どものころ以来とか。惣兵衛のブログを見ていたので、いつか食べたいと思っていたようです。みんなめちゃ旨いとずるずるそばをすすっていました。
北アルプスの縦走では今回の10倍くらいの負荷がかかると思いますが、10キロ近い装備を背負ってのウォーキングで、それぞれが課題を見つけたみたいです。梅雨の影響がなければ、兵庫県最高峰の氷ノ山の合宿をする予定です。それまでに、調整が必要だと惣兵衛も思っております。
若いもんに負けないように頑張ります!

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本番までにトレーニングをしようと提案があり、10キロの荷物を背負って、少雨決行で神鍋溶岩流ウォークをすることにしました。

今回はメンバーの一人が午後1時には自宅に帰らないといけないので、時短実行です。
9:40。 十戸からスタートです。お店や釣り堀の邪魔にならないように、ちょっと離れた場所に駐車します。登山靴を履いて、ストレッチして、重たいリュックを背負ってスタートです。

歩き始めるのは溶岩流のある稲葉川の左岸側です。いつもお世話になっている手打ちそばの寿楽庵の脇を抜けていきます。
10分ほどで、最初の見どころに到着します。

十戸の滝です。
神鍋の火山は有名ですが、正式には神鍋火山群といわれます。シンボル的な存在の神鍋山に加えて、西気、ブリ山、大机、太田、清滝、山宮の7つの噴火口があります。
何度も噴火と溶岩の噴出を繰り返し、溶岩流が停止ししたり、隆起した場所ごとに、よのき坂、へん坂など、急な坂道があります。この十戸の地も溶岩流が止まったといわれていて、岩盤の上に岩盤が重なり、その落差でこの滝ができて、その間を流れる地下水が大量に湧き出し、清流の郷といわれています。

前日に雨が降ったので水量がすごいです。よって迫力も増していますね。

すごいですね。この日は水量が多いのですが、実はこの滝壺は湧水の出る場所でもあります。雨が降らなくて川が干上がっても、この滝壺から水が湧き出て、これから下は水が豊富にあるのです。不思議ですね。

その神秘的な滝の姿をみて、地域の人たちは地域を守る不動明王をここに祀っておられます。石塔や献灯もあり、信仰の対象になっています。」

この滝は滝の裏にも入ることができます。めっちゃ気持ちがいいです。

十戸の滝を離れると、田んぼ道をしばらく歩きます。まさに、田植え作業の真っ最中。たくさんの農家の方にお会いできました。「こんにちわ!」というあいさつを交わしながら、楽しく歩いていきます。

こんなかわいらしいお堂もあります。その横には桜の大きな木もあり、地域の方々に大切にされている場所だと思われます。こんな地域の人たちの生活と触れ合うのもこういうウォーキングの楽しみです。

集落の間を流れる稲葉川も、看板があるわけでもなく、観光ポイントになっていませんが、溶岩流の絶景になっています。

小さな橋を渡って、稲葉川の右岸に出ます。そこにはすごく静かな流れがあり、その奥に小さな滝が見えます。

その脇にはこのように小さな神社がありました。こちらは弁財天が祀られているようです。この小さな社の脇から豊富な湧水があるようで、それを祀っておられるようです。
会の会長が代表して「世界平和をお願いしたよ。」
「・・・。」
弁財天は商売繁盛の神様だったような・・・。

雰囲気の良い場所に出会えました。瓢箪淵の穏やかな流れと、奥にあるアクセントになっているやすらぎの滝です。

10:26。ここでいったん国道に出ます。少し雨が降ってきたし、約50分近くなったので、この先の石井パーキングによります。

トイレがあるのでトイレ休憩しましたが、ちょっと雨足が強くなってきたので、東屋で雨宿りです。ザックにザックカバーを施したり、水分補給をしたり、10分ほど雨が弱まるのを待ちます。

雨が少雨になったので、再出発です。遊歩道に戻ります。

ここからしばらく快適な整備された道を歩きます。お子さんとのハイキングもおすすめのコースです。

坂道も地域の方々が整備していただいているようで、奇麗に階段状になっています。

こんな素敵な場所に出ました。メンバー皆も歓声が上がります。こちらはせせらぎ淵ですね。

もちろん、迫力ある滝もたくさんあります。ネエ滝といいます。名前の由来を知りたいですね。

ここが惣兵衛の好きな畳滝です。巨大な岩盤の板の上を流れた水が滝になっています。その奥にある小滝がアクセントになっていて、とてもきれいな景色です。

迫力のあるデリガシ滝は、水量がさらに増して迫力満点です。

いったん集落に出ます。

その集落の脇にもこんな素敵な滝があります。二段滝です。道路から降りていく必要があるのですが、大きな石があって、そこが雨に濡れてめちゃ滑りました。先頭で見に行った惣兵衛は不覚にも足を滑らせてすってんコロリン。肘をすりむいてけがをしました。気を付けましょう(涙)。

このあたりは鹿よけの柵があります。開けて進む必要がありますが、ちゃんと元通り閉めて進みましょう。

再び田園地帯を進みます。右側に但馬ドームが見えます。神鍋高原は目の前です。

ここからは少し山道っぽい感じの道になります。

整備された道もいいですが、こんな山道も雰囲気があっていいですね。

ここはまぼという穏やかな水のたまり場です。この辺りは農業用の水路の取水地になっているので、水の流れが穏やかで、鏡のような雰囲気になっています。
さらに進むと、大きな滝の音が聞こえてきます。

八反の滝です。

落差24メートルの滝です。ここも溶岩流の流れが途切れたところにできた巨大な滝です。溶岩流の自然の偉大さと、それがもたらした奇跡の美しさに感嘆するばかりです。
しばらく、水しぶきの細やかなミストを浴びて、疲れをいやしながら、気持ちの良い時間を過ごしました。最高ですね。
さあ、みんな体を休めたら再出発です。

ここからは結構な急斜面を登って、神鍋高原の高度まで戻ります。10キロ近いリュックの重みがここでメンバーの足を痛めつけたようです。10分くらいで登りは終わります。

登り切ったら名色の別荘地です。

再び国道に戻ります。神鍋高原です。

国道を歩き続けても味気ないので但馬ドーム前を通過します。

その次は神鍋高原キャンプ場を通過します。

目の前に神鍋山がみえました。本当の計画はこの後、神鍋山の噴火口を見に行く予定でしたが、メンバーが午後から用事があるので断念。

きれいないちょう並木を歩いて最終ポイントへ。

12:21。メンバーの車を置いておいた道の駅 神鍋高原に到着です。全行程2時間40分の快適ウォーキングでした。

車で出発地点の十戸に戻りました。車を駐車させていただいた寿楽庵にてお昼ご飯です。

意外なことに、ほかのメンバーは寿楽庵でそばを頂くのは子どものころ以来とか。惣兵衛のブログを見ていたので、いつか食べたいと思っていたようです。みんなめちゃ旨いとずるずるそばをすすっていました。
北アルプスの縦走では今回の10倍くらいの負荷がかかると思いますが、10キロ近い装備を背負ってのウォーキングで、それぞれが課題を見つけたみたいです。梅雨の影響がなければ、兵庫県最高峰の氷ノ山の合宿をする予定です。それまでに、調整が必要だと惣兵衛も思っております。
若いもんに負けないように頑張ります!

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