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東京駅から神田、秋葉原をぶらぶら その4 ~かんだやぶそば 東京都 神田 

皇居を後にしたらお昼時間。もう少しは北に行って神田にお邪魔することにします。

神田は江戸時代は浅草橋から皇居に向けて走る本町通りには大阪商人が移住し、その北側には駿河の職人が移住した地区だそうです。今はビジネス街で安いランチも楽しめるのですが、ここは江戸時代の息遣いを感じるために

かんだやぶそばさんにお邪魔することにしました。

かんだやぶそば 外観

 神田明神の初詣を終えて吉兆を持ったビジネスマンがたくさん訪れていて店先まで行列ができていました。さすがに老舗だけあって支持が多いのですね。

かんだやぶそば 看板

 江戸三大蕎麦という系譜があり、蕎麦殻などをきれいに削り取った白い更科粉と呼ばれるそば粉を使った更科蕎麦、大阪をルーツとするといわれる砂場蕎麦、そしてつゆの濃さが特徴といわれる藪蕎麦があります。

かんだやぶそば 看板

 藪蕎麦はもともとのルーツの蕎麦屋が竹藪が多い地だったのでその名前を受けたわけですが、そのお店の閉店に当たり、明治13年にその看板を受け継いだこの店が本家として営業を始め現在に至っていらっしゃるようです。大正の東京大震災後に再建された建物が向かって左にあり、戦火も潜り抜けてきたようです。

かんだやぶそば 木鉢会

 並んでいるとその通路に昔からの蕎麦を守るべく作られた木鉢会の加盟店が並べ記された額もあって面白いですね。

 初代の銅像を過ぎるとお店の人から声がかかり独特の語尾を長く伸ばす掛け声で店内に招き入れられます。

かんだやぶそば 店内

 店内は広く、テーブル席と奥の座敷がありますが、ごった返しています。そして奥には正月飾りと鏡餅が晴れやかに飾り付けられていていい雰囲気を醸し出しています。

かんだやぶそば 鏡餅

 私たちは広めの座敷に通されてくつろぐことができました。すると御年賀を一人ひとつずついただけました。

かんだやぶそば 御年賀

 感謝しつつシンプルなお品書きを拝見します。

かんだやぶそば お品書き かんだやぶそば お品書き
(クリックして拡大してご覧ください)

 いくつかお願いするとお店の方が、「おちょうしいっぽ~~~~ん。せいろ~ういちまい~~~い・・・・」と風情ある声がとおります。いいですね。


 まずはさっと出された蕎麦前の日本酒(800円)をいただきます。

かんだやぶそば お燗と付け出し

 体が冷えていたので頬がすぐに赤らみますね。

かんだやぶそば 味噌

 つけだしはねり味噌。すこし甘みのある味噌にゴボウや鴨の脂などが練りこまれているこの味噌はなかなかお酒に合いますね。

 そしておすすめの天たね(1,400円)。

かんだやぶそば 天たね

 いわゆる小エビのかき揚げです。サクサクにあげられたかき揚げを、大根おろしを入れたそばつゆに少しだけつけていただきますが、なかなかおいしいです。

 そうしているうちに家族の蕎麦がそろってきます。

 まずは次男のそばとろ(1,300円)

かんだやぶそば そばとろ

 せいろうそばの漬けつゆがとろろ芋と卵が少々入っているのかな。すっかり混ぜ込まれたそのつゆにつけていただきます。このつゆはおいしいと次男は喜んでいました。

 長男がてんぷらそば(1,800円)です。

かんだやぶそば てんぷらそば

 先ほどのエビのかき揚げの天たねがかけそばに載っているものですね。


 そして奥方がおかめそば(1,300円)です。

かんだやぶそば おかめそば

 かまぼこと松茸のような形のもの、蝶型に結ばれた乾燥湯葉ですね。


 私はちびちびやっているとお願いしたせいろうそば(700円)が登場します。

かんだやぶそば せいろうそば

 薬味はねぎと山葵のみ。つゆは器に2センチくらいの量というシンプルなものです。蕎麦は茶そばのように緑がかっています。これは初代が蕎麦の風味が失われるひねの時期の対応として、蕎麦の芽をすりつぶして入れられたのがルーツで、今ではクロレラが加えられているためのようです。断面は包丁切の角がなく丸くつるりとしています。何となく製法がわかります。

かんだやぶそば そば

 蕎麦だけをつるりといただきます。緑の香りと言えば分りますでしょうか。クロレラの香りのようです。

かんだそば せいろうそば いただきます
(カメラに気を取られてつけすぎです・・・・)

 漬け汁を半漬けでいただきます。うむ、これはおいしいですね。ピッとしたしょうゆの辛みの後に甘みとダシの深みが伝わっています。さすが老舗の味ですね。これだけでも満足です。
 このあと蕎麦湯をいただき、つゆの味を堪能しました。

かんだそば


 全体的にはつゆをいただき満足しました。藪のそばつゆはやはり江戸前の基準ですから体験してみたかったのです。蕎麦自体はいろんな意見がありますし、どの蕎麦も普通の半人前くらいです。値段もずいぶんですが老舗の看板と江戸の雰囲気を体験できたので語ることは差し控えます。

 ただ、今や蕎麦の風味を損なわない保存法が確立されているこの時代、クロレラの混ぜ入れのとりやめはご主人も検討されているとの記事を読みましたのでぜひとも実現してほしいですね。


 他の砂場や更科の老舗もですが、他の藪の御三家の残り2店も試してみたいと思いました。


江戸の庶民とそばの文化の劇場へぜひどうぞ!


ご馳走様でした。またお邪魔します!

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かんだやぶそば




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コメント

いいですね~

粋ですね。
どこからともなく歌舞伎役者さんでもご登場願えるかと!
さすがは江戸文化、というか元禄の世にタイムスリップしたかのようです。
どこか東京を通り越して江戸になってますね。

栄治 #- | URL | 2013/01/07 07:35 * edit *

栄治さんへ

江戸時代は恐らく田舎そばで屋台だったと思います。
その後、富裕層の趣向から更科の白いそばになり、固定店になったのでしょうか。
 近代化する中で各町にあったそば屋さんが集約化されて老舗としての格付けができて来て、客が集中する中で手打ちが少なくなって・・・・。

 そんな感じなのでしょうか。

 まあ、江戸の古き文化に触れられてよかったです。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/01/07 08:31 * edit *

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