FC2ブログ
04 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 06

但馬の国の一宮に初詣 ~出石神社 

奥方の実家に行っていたので地元の神様にはまだ初詣をしていなかった惣兵衛。昨日ようやく詣でることができました。

 お邪魔したのが但馬の国の一宮である出石神社です。

 一宮がなまって「いっきゅうさん」として親しまれています。但馬には一国に1社とされる一宮が二つあります。以前紹介したことのある粟鹿神社(朝来市山東町)がもう一方です。さらに養父神社(養父市)、小田井縣神社(豊岡市)、絹巻神社(豊岡市気比)の3社を加えて但馬五社といわれ信仰を集めてます。

 さて、さっそく参拝です。参道の途中にアスファルトで整備された駐車場もありますが、厳かに行いたい初詣ですから、参道の正面にある土の駐車場に車を停めて歩き始めます。

出石神社 参道入り口

 参道の入り口の一の鳥居です。そこから石造りの献灯がずらりと並んでいい雰囲気です。左手には石の碑がありますが、江戸時代に出石藩から寄贈されたものでしょうか。

出石神社 鳥居

 すぐに木製の二の鳥居が迎え入れてくれました。

出石神社 鳥居アップ

「一宮」の文字がその社格を誇るようです。

出石神社 手水舎

 参道の途中で手水舎にて清めて神門に足を進めます。

出石神社 神門

 目の覚めるような朱塗りの神門に神の領域に足を踏み入れる高揚を感じます。その神門に入る前に朽ちた木の塊があります。

出石神社 鳥居遺構 出石神社 鳥居遺構の説明

 これはこの神社から西にある鳥居という名の地区があるのですが、ここから発掘された中の鳥居の遺物とのことです。創建当時この神社は西に向いており、参道の長さは5キロに及んだ大規模な神社だったようです。但馬の中心が今の日高町の国府だったころ、訪れた人々は円山川を越えて中の郷の奥にある一ノ鳥居をくぐり、狭間坂を超えずんずん歩いてゆき、二の鳥居を見上げて橋を渡り、一の鳥居から都合5キロの長い参道を歩いてこの神社を訪れたということになりますね。

出石神社 社殿

 境内に足を踏み入れると立派な社殿に行きつきます。この日も多くの参拝者でにぎわっていました。

出石神社 社殿から本殿

 少し社殿を斜めから見るとこんな感じです。勇壮な本殿が奥に見えてきます。

出石神社 本殿

 左手にある絵馬堂の中には古いけれどよく手入れされている手押しの消防ポンプがありました。

出石神社 旧式ポンプ

 大正時代から出石の街を守ってくれた貴重なものだそうです。

 さらに足を奥に進めると朱と黄色の小さな祠が目に入ります。

出石神社 比賣社と夢見稲荷社

 左が比賣社で、御祭神の天日槍命の妻にあたる女神だと思います。手前の社が夢見稲荷です。

 さらに奥に行くと石が並べられて人を避けているような林があります。これは禁足地で、足を踏み入れるとたたりや神隠しにあうといわれる場所です。おっと・・・。

出石神社 禁足地

 いったん正面に戻り社務所の前を通って左手にでます。ここにもまた小さな社があります。

出石神社 天神社

 これは天神社。天神ということなので菅原道真公が祀られているのでしょう。学業成就の神様ですね。


 さらに進むと池の小島にある社を発見。実はこの神社の裏手には苔むせる石垣で囲まれた川があります。その流れの中に島が作られているのです。

出石神社 弁天社

 これは弁天社と書かれた市杵島比売神社。元はといえば神道の市寸島比売命であり、仏教の弁才天に習合されている神様ですね。前者であれば子守、後者であれば商売繁盛となるのでしょうか。

 ここから見ると本殿の見事な彫刻など造りの豪奢さがよくわかります。

出石神社 左方から

 すべての神様に詣で終わったらおみくじですね。

出石神社 おみくじ


 末吉・・・・・。

 中途半端な・・・・・。


 こちらに祀られておられる神様は天日槍命(あめのひぼこのみこと)と伊豆志八前大神。天日槍命は朝鮮半島の新羅の国の王子だったそうです。恋をした女性である聖王が手元から離れ生まれ故郷の日本の難波に帰ったので、これを追って日本に上陸したけれど難波の国に入ることが許されず播磨に逗留されていらっしゃったようです。この時、天皇にもっていた「八種の神宝」を奉じたのでどこの国でも住むことを許されましたが、各国を回ったうえで但馬の地を選び、妻を得て永住したそうです。それからは但東で砂鉄から鉄器を作り、湿地帯であったこの辺りを河口付近である瀬戸と津居山の間の岩山を開いて濁流を海に流して穏やかな平野にし、農業の推進、杞柳細工を盛んにした治水、殖産の神として崇拝されています。
 この神社を中心に天日槍命の一族が栄え、但馬にはたくさんの系統の神社があるそうです。子孫には菓祖として中嶋神社に祀られている田道間守命がいらっしゃるばかりか、神功皇后(仲哀天皇皇后)も子孫で、皇室とのつながりもあったということですね。

 そして追ってきた女性の聖王ですが、日本の国に小舟に流れ着いたのが大分県の小さな島の市杵島で、市杵島姫命とされて現地で市杵島姫神社として祀られています。この境内にも同じく小島を作って祀っておられるのは何とも人間らしい恋の物語を感じられますね。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 豊岡情報へ
にほんブログ村 ←素晴らしい但馬の一の宮 出石神社に応援のぽちっ! お願いします。励みになります!  

[edit]

« 昭和のなつかしさに浸ってランチ ~喫茶・軽食 ブルースカイ 日高町  |  サービスエリアで売っている名古屋名物の手羽先唐揚 ~さんわ  東名高速道路 養老SA »

コメント

そうそう

そうそう、そうです!
朝はこのようなネタが清々しくていいですね。
血糖値も気にならず…。
というかけっこう中に入ってみると奥行きがありますね。
さすがですね。
僕は五社詣りは絹巻さんに行きます。
但馬五社って直線で結ぶと約13kmで結ばれるとか。

栄治 #- | URL | 2013/01/11 07:22 * edit *

栄治さんへ

なるほどそちらなんですね。

でも、一宮なのでこちらもどうぞ。
絹巻さんは参道や境内の一部が道路にとられてちょっとかわいそうです。
また今度ゆっくり五社めぐりをしたいですね。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/01/11 08:39 * edit *

立派な神社ですね~。神社マニアさんにはたまらないかもしれませんね。

末吉でも書かれてあることはそれほどでもなく、良かったじゃないですか?

おばちゃん #- | URL | 2013/01/11 14:19 * edit *

おばちゃんさんへ

そうですね。
ゆっくり、焦らずまてということですね。


でも、それができない性格・・・・・(T ^ T)

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/01/11 22:00 * edit *

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://tajimalibe.blog73.fc2.com/tb.php/1816-964f6ba9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)