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今や牡丹が満開の花のお寺 ~通称”牡丹寺” 隆国寺 日高町 

 GWの後半初日に、花が大好きな母上のために久しぶりに日高町の三方地区にある
隆国寺さんにお邪魔してきました。

 通称は”牡丹寺”と呼ばれ有名なお寺で、今やその牡丹が満開だということでした。

隆国寺 総門 

 お寺の外構えの門である総門は三方小学校の正面にあります。受付の方がいらっしゃって笑顔で迎えてくれました。

 ここから参道を歩くと、目の前に立派な山門(三門)が迎えてくれます。

隆国寺 山門 

 ただ、ちょっとこの前の石段は足が不自由な母上には厳しかったでが何とか登りきれました。後でわかったのですがお寺の横からも入れるのですね。惣兵衛の不勉強でした。

隆国寺 山門 

 しかし本当に立派な山門ですね。木組みや彫り物など、素晴らしいものです。

隆国寺 山門の龍の彫り物

 このお寺は室町時代の開基で、その前は三方地区の一番奥にある阿瀬渓谷の奥にある金山村にあったお寺です。当時、室町政府で権勢をふるっていた山名宗全が豊岡の城之崎城(豊岡城)に本拠を置いた折り、軍資金を生み出した金山がそこでした。よって城之崎と金山の防衛のために日高町の道場という地区にある山域に大規模な城、楽々前城(ささのくら城)を築き、有力な重臣である垣谷氏を置いたのでしょうか。この垣谷氏の菩提寺とも言われています。最初の隆国寺はこの城内にあったとか・・・・。

隆国寺 山門の象

 三方地区にはこうして立派なお寺がたくさんあります。しかしながら金山が枯渇していったせいなのか江戸時代初期にこの地に移転し現在に至ります。
 このお寺と牡丹の出会いは古くからですが、天保の大飢饉の折にお寺が住民を救うためにお寺の米蔵を開いたことから、その民により牡丹が植えられ庭園ができたとされています。

隆国寺 山門脇のお地蔵さん

 そういったお寺の優しさを映してか、山門の前のわきにはかわいらしいお地蔵さんが笑顔で迎えてくれます。

隆国寺 山門脇の苔

 今も檀家さんのかかわりが深いのか、このように苔むせた庭もきれいに清められています。実際この後歩いているときもたくさんの清掃作業にいそしむ方々と出会えました。

隆国寺 山門 十六羅漢

 この三門には急峻な木目の真新しい梯子がかかっています。まさかと思いましたが山門に上がることが可能でした。
 山門の上にはお寺を守護し、参拝者を見守るかのような激しい表情の十六羅漢が鎮座されておられました。なかなかこうして山門の中を見ることはできないですし、山門から参道を見下ろすのもできない経験ですね。

 山門を降りて、山門脇の石垣でかぎ状になった椿園の入り口に向かいます。

隆国寺 椿園 入り口

 苔の香りと椿の香りが混じりあううっそうとした椿の庭園です。

隆国寺 椿園 

 園内には150種の椿が美しく光と影の空間に彩りを加えています。小さくかれんな花から、大きなあでやかな花まで。人のありようのようです。

隆国寺 椿園 

 椿園を抜けると本堂脇に出ます。そちらから見る先ほどの三門の様子です。

隆国寺 三門 裏

 こちらのお寺は曹洞宗の禅宗です。寄って本堂から山門を見て右側には座禅堂があり、右に小庫裡と鐘楼があります。

隆国寺 本堂 

 本堂は実に迫力のある素晴らしい建造物です。本堂のわきに目をやると、改修前に使われてたものでしょうか、立派な瓦が置かれていました。

隆国寺 本堂 瓦

 本堂には入ることが許可されているようです。

隆国寺 本堂 

 さすがに素晴らしい仏像、襖絵、駕籠などに驚かされます。

隆国寺 本堂 

隆国寺 本堂 

隆国寺 本堂 

 それぞれが慈悲で満ち溢れているようですね。落ち着きます。

隆国寺 本堂 本尊 聖観世音菩薩

 ご本尊である聖観世音菩薩様にご先祖様の安らかなること。世界平和と但馬の平穏、家族の安泰をお祈りしてまいりました。

 本堂を離れて右手を本堂の裏に向けて歩き始めます。

隆国寺 世代墓地

 こちらは世代墓地。これまでの歴代住職が眠る墓地です。このお寺の歴史を感じるとともにこのお寺と民を見守ってくれていると感じました。

隆国寺 本堂 

 こちらから見る本堂の屋根の造形美は美しいの一言です。また、ここからはこのお寺の魅力でもある牡丹が訪れる人を迎えてくれます。

隆国寺 牡丹

 また、ちょっと背をかがめて建物の下をくぐると立派な池のある内庭園が望めます。

隆国寺 内庭園

 この池の裏にも美しい牡丹が迎えてくれました。

隆国寺 内庭園の牡丹

 内庭園を出て再び順路に戻ります。

隆国寺 花
隆国寺 花

 このお寺の素晴らしいのはこのように牡丹が主役ではありますがたくさんの美しい花がほかにもたくさんあることです。モミジも美しいでしょうし、四季それぞれ訪れる人の目を楽しまさせていただけるに違いありません。

 それでも今の主役は牡丹です。

隆国寺 裏の牡丹
隆国寺 裏の牡丹

 お寺の境内の最奥部にあたるところにも美しく牡丹がたくさん咲き誇っていました。

 さらに歩みを進めて庫裡を通り過ぎて山門の右手に出たところがクライマックスの牡丹園です。

隆国寺 鐘楼と山門と牡丹園

 立派な石垣の上にある鐘楼と奥に見える山門をバックにたくさんの牡丹が美しさを競っていました。

隆国寺 牡丹園
隆国寺 牡丹園
隆国寺 牡丹園

 その美しさは筆舌に表しようがありません。花期は短いもの。ぜひとも訪問いただき花の美しさとともに心の平安を感じていただきたいものです。


但馬では隆国寺さんをはじめ但馬七花寺霊場という花の美しいお寺があります。ぜひともそれぞれにお参りしてみたいものです。


美しい牡丹などの花々に彩られた素晴らしいお寺でした。!

  
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コメント

なかなか

なかなかすごいでしょ↑山門から本堂、お庭と。ここで駆け回って育ちました。幸せものですね。ちなみに子供の頃は山門に上がるとお化けがおる!!とか、なんとかいって遊んでました。華やかな象はこの前花祭りがあって子供たちが保育園から行列しておりました。それから本堂にある大きな木魚、あれは賽銭箱になっており賽銭を入れると般若心経が流れてきます!

栄治 #- | URL | 2013/05/08 08:40 * edit *

ものすごく立派なお寺ですね~。インドにいるような錯覚を覚えそう・・・。
高校が仏教系(真言宗)だったのでお釈迦様の仏像見るとつい手を合わせてしまったりしますw

おばちゃん #- | URL | 2013/05/08 12:55 * edit *

懐かしいです♪

惣兵衛さん、こんにちは。
3年ほど前、ちょうど、治療中に、両親と、近所のおばちゃん、
私の4人で、ちょうどこの季節に行った思い出があります。

京都や奈良だってすごいけど、但馬でも、ちゃんとこうやって
大事にされているお寺ってあるんだなーっと、感激した思い出があります。

やはり、最高ですね。

Lady Gabriella #- | URL | 2013/05/08 13:28 * edit *

栄治さんへ

確かに子供の遊び場になりそうです。
いまはでもダメかな(笑)

このお寺は保育園も運営されているんですよね。
素晴らしいです。

そうそう、木魚・・・・忘れていました~。また行ってみます。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/05/08 17:35 * edit *

おばちゃんさんへ

おばちゃんの高校は仏教系だったのですね。

普通の学校にしか行ったことがないので興味津々です。

そうですね。仏像の表情は本当に穏やかで思わず手を合わせてしまいますね。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/05/08 17:37 * edit *

Lady Gabriella さんへ

そうだったのですね。

仏さんがちゃんと見守ってくれていたということでしょうか。

そうなんです。但馬にも素敵な神社仏閣がたくさんあります。
規模はそれほどでもないですが、歴史の古い国ですからね。

私たち但馬に住む者がこういう歴史的遺構を大事にしてゆかねばなりませんね。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/05/08 17:39 * edit *

素晴らしいボタンが
いっぱい
きれいですね
素晴らしいお寺さん
ですね

ryuji_s1 #.FTrCIao | URL | 2013/05/08 20:09 * edit *

ryuji_s1さんへ

ありがとうございます。
但馬は田舎ではありますが、大陸との接点でもあり、時の政権を支えた資源をもたらす土地だったので素晴らしい歴史があります。

私たち子孫が何とか引き継いでいきたいです。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/05/08 22:30 * edit *

今でも

今でも遊んでますよ!
うちの子は走り回っております!
家からの散歩コースでもありますし。
僕も息子もここのお寺さんの保育園で育ちました。
そうそう、小学校のころの写生会といったらここでしたね。
ここの山門、本堂、鐘つき堂などなど。
幼稚園や保育園は弁当を持っていくこともしばしば。
それにうちは檀家でもありますし。
生まれてからとその終わりからと、
うちにとっては終身名誉寺院です(なんだそりゃ・・・・・)

栄治 #- | URL | 2013/05/09 08:10 * edit *

栄治さんへ

ご近所というだけでなく、檀家さんだったのですね。
位牌堂を見ましたがすごい立派です。

散歩ばかりでなく、座禅させてもらったらどうですかね?

私もいいですね。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/05/09 17:10 * edit *

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