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異国情緒と古の日本の歴史を感じる神戸界隈の小旅行 ~その6~古の風情と新しい息吹を感じる有馬温泉街~神戸市北区 

 ホテルをチェックアウトしたら、てくてく歩いて有馬温泉街に向かう急坂を下ります。川沿いを降りてゆくとそこには朱色に塗られた橋が見えてきます。

有馬温泉 ねね橋

 この橋はねね橋と呼ばれます。勿論、天下人である豊臣秀吉の正室であり、北野政所、後の高台院であるねねの名を付けた橋です。その橋にはねねの像が川の下流にを眺めるように立っていました。

 そこから下を見ると川の流れを利用した公園があり、子供たちが水遊びに興じていました。

有馬温泉 川の公園

 ねね橋を少し降りるとそこには太閤橋があります。

有馬温泉 太閤橋

 仲良く対にかかった橋ですね。ねね橋は観光用に作られたものですが、こちらの橋は実用の車の通る主要道路になっています。

有馬温泉 太閤橋

 車道と歩道を分けるブロックの様な灯篭には秀吉の千成瓢箪などの装飾が施されていました。

有馬温泉 湯けむり広場

 その橋の道を挟んで反対側には湯けむり広場があります。そこには水の流れを利用した変なかっぱの像があるモニュメントがありますが、その右端には秀吉像が置かれていました。

有馬温泉 豊臣秀吉像

 どうも、この秀吉像とさきほどのねね像はお互いを見つめ合っているように配置されているようです。秀吉とねねに対する有馬の人々の愛情が感じられます。

 有馬温泉と秀吉は切っても切れない深いかかわりがあります。急斜面に建物が密集している町のつくりのせいでしょうか有馬は度重なる大火により荒廃していたそうです。光秀を討ち取って天下人としての名乗りを上げた秀吉は度重なる戦乱の疲れをいやすために有馬温泉に湯治に来たようです。秀吉はいたく有馬温泉を気に入り、年に1~2回はねねや家臣を連れて湯治に来るようになり、復興のために財を投じて支援を続けたようです。
 有馬温泉は輝きを取り戻し、秀吉の手により大茶会が開催されるまでになりました。その後、大地震によって大きな被害を受けますが、大普請をして泉源などを整備し直し現在もそのまま利用されているようですね。

 そこから少し戻ってバス停のある通りに参ります。この辺りが本来の有馬温泉街の起点になります。六甲山のハイキングの基地にもなるので登山者の姿もたくさん混じりますね。お店がたくさん軒を連ねています。

 まず目についたのが酒市場さん

有馬温泉 酒市場

 ここはキリンビール神戸工場から直送のビールが飲めるそうです。立ち飲みのカウンターの脇には立派なタンクがあります。

有馬温泉 酒市場 カウンター

 しかし今回、運転手をする私は飲めないのです。こちらにはビールや焼酎のほかにもいろいろな飲みものが売られています。

有馬温泉 酒市場 

 そしてここに来たらこれでしょう。ありまサイダー てっぽう水(250円)です。

有馬温泉 酒市場 ありまサイダー

 有馬温泉は炭酸泉も出るのですがこれに砂糖を加えてサイダーとして飲んでいたようです。旧南海電鉄と現アサヒビールを創立した大阪の大企業家 鳥井氏がこれに目をつけ炭酸水やサイダーを世界中に販売していたそうです。これを阪神大震災で客足が遠のいていた有馬の新名物として復活させたもので、地サイダー先駆的な存在です。

 探偵ナイトスクープでも「一気飲みできないサイダー」として紹介されていた通り、一口飲むと口の中は炭酸ガスでいっぱいになってなかなか飲み込むことができないのがまた楽しいですね。

 美味しいサイダーがあるとちょっとつまみが欲しくなります。お隣の有馬市さんからいい香りがしてきます。

有馬温泉 有馬市 外観

 魚のすり身の天ぷらのお店です。店頭で揚げていただけるのがいいですね。

有馬温泉 有馬市 店内

 見た目も楽しいたくさんの種類があるのもうれしくなってしまいます。

有馬温泉 有馬市 頂きます

 私はいかあげ(400円)をいただきました。モチモチとして美味しいですよ。

 有馬温泉の温泉まんじゅうで有名な三津森さんの太閤通り店があります。

有馬温泉 三森 太閤通り店

 この太閤通りは50メートルほどの短い通りですが、ここから上がる坂の上にある名店のいくつかがこちらに支店を出されています。三津森さんもこの上に実に昔の情緒を残したお店が構えていらっしゃりました。

有馬温泉 三森 太閤通り店

 こちらで温泉まんじゅうの「よい湯まんじゅう」(8個750円)と炭酸煎餅が有名です。炭酸煎餅はたくさんの製造メーカーがあるので食べ比べてみてから購入されてもよいかと思います。

有馬温泉 猿回し

 太閤通りの奥では猿回しもやっていました。ここからは坂を登ってゆきます。これは湯本坂ですね。

有馬温泉 湯本坂 

 大阪と有馬をつなぐ旧街道で、古い家屋が狭い路地に立ち並びとても風情があるとおりです。

有馬温泉 湯本坂 木造3階建

 なんと城崎温泉と同じく木造三階建ての素晴らしい建物がすぐに迎えてくれました。つかつか歩いてい行くと古い建物の合間にテラスもあるかっこいいオープンバー、ニュールンベルグさんがあります。

有馬温泉 湯本坂 ニューンベルグ

 さらに右手には素敵なお菓子屋さん、和菓子工房ありまさんがあります。

有馬温泉 湯本坂 和菓子工房ありま

 とてもいい雰囲気なので中に入ります。

有馬温泉 湯本坂 和菓子工房ありま 有馬温泉 湯本坂 和菓子工房ありま

 有馬は炭酸煎餅が有名ですが、こうしていろいろと試食してお気に入りのものを買いましょう。こちらではいろいろなクリームを挟んでゴーフルの様なものもあるので楽しいですよ。

有馬温泉 湯本坂 

 ここから先は道がさらに細くなり暫く時代がもどったのかと錯覚しそうなエリアに入ります

有馬温泉 湯本坂 

 饅頭屋さんや炭酸煎餅のお店、有馬の名産である山椒や佃煮昆布の店、神戸らしくシューズや鞄のお店など、どれも魅力的なお店が並びます。
 さらに行くと少し道が広くなって空が大きく開けたところにでます。このお店は是非覗いてほしいですね。

有馬温泉 湯本坂 人形筆

 こちらは西田筆店さん。筆で文字を書こうと筆先を下に向けると柄の後ろから小さな人形がひょっこりと顔を出す人形筆の製造販売元です。いま日本ではこの一件しか製作していらっしゃらないそうです

有馬温泉 湯本坂 人形筆


 さらに先に行くととても雰囲気のあるお店が見えます。

有馬温泉 湯本坂 有馬籠本店

 このお店は有馬籠 本店さんです。

 秀吉がたびたび茶会を開いたのですが、その茶道具等の風流さを備えた有馬籠の日本唯一の製造販売されておられるお店です。

有馬温泉 湯本坂 有馬籠本店

 運が良ければ制作風景を見られるかもしれません。でも店内の作品を是非ご覧いただきたいです。その優れた技術による美しい竹の造形美は息をのむようです。特に奥にある作品は筆舌に表すことができない見事さです

有馬温泉 湯本坂 有馬駕籠本店

 手前の販売スペースには手ごろな生活用品もあります。特に箸置きはすごいですよ。私も竹製の箸を購入いたしましたが手にしっくりくるしとても使いやすいです

 坂を上がり切ったところに炭酸泉源があります。

有馬温泉 炭酸泉源

 炭酸のお湯が出ていると期待してゆきましたが・・・。

有馬温泉 炭酸泉源

 全く湧き出ていませんでした。櫓の隣の蛇口から出るとのことでしたので飲んでみましたが・・・・。さび臭い温泉の香りのまずい湯でした・・・・。普通にサイダーを買ったほうがいいです(涙)。

 登った坂を少し降りてすぐに左折すると観光協会さんの運営の銀の湯があります。

有馬温泉 銀の湯

 時間があればどうぞ。今回はなかったのでパスです。そのすぐ近くにあるのが太閤の湯殿館があります。

有馬温泉 太閤の湯殿館

 実はこの界隈に太閤秀吉が入った石風呂があり、ここに湯殿が築かれていたそうです。後に徳川幕府が打ちこわし、埋め立てて寺社仏閣を立てたそうです。ただ、近年、発掘作業によりその石風呂やたくさんの遺物が出土し、これを展示されている施設のようです。

 その隣が念仏寺

有馬温泉 念仏寺

 庭が美しい浄土宗のお寺です。ねねの別邸跡といわれています。

有馬温泉 温泉禅寺

 さらに行くと温泉禅寺です。有馬温泉を訪ねた行基が建立されたといわれています。

 ここから一気に石段を下ると途中に御所源泉がみえます。

有馬温泉 御所源泉

 こちらはシューシューと音を立てていて活発な源泉です。さらに先に下ってゆくと元の湯本坂に戻ってきました。

有馬温泉 足湯

 ちょうど観光協会さんの運営の外湯 金泉の前にでたので、長く急な坂を歩いて疲れた足をいやすために足湯につかることにしました。10分ほどで足が一気に軽くなるから不思議です


 とても数時間では堪能できないくらいの温泉街です。宿は朝食のみとして夜の温泉街を食べ歩いてみるのも楽しいかもしれません。そしてチェックインはできるだけ早くしてゆっくり温泉街を楽しみたいものです。

 ただ、お土産屋さんなど多くの店が夕方6時くらいにしまってしまうのが残念です。それと狭い道を自動車がどんどん入ってきます。もっと歩行者天国のエリアを増やしてもらえればもっといい感じになると思いますね。



また訪れたいところが増えました!


(その7につづく)


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コメント

よく見ると

よく見るといろいろあるんですね。
良い場所です。
少し歴史をかじってたら太閤の湯ってのは周知のお話です。
しかしけっこう太閤色が漂ってるんですね。
昔に比べたらけっこう増えましたね、お店。
昔は炭酸せんべい屋さんと駅前のローソンくらいしか・・・・・。
立飲み屋さんは北九州でいうところの角打ちってやつですね。
炭酸ジュースはギフトでもあったような???
なんにせよ楽しそうな場所ですね!

栄治 #- | URL | 2013/06/01 07:26 * edit *

栄治さんへ

そうなんです。
今回調べてみたら有馬には立派な温泉街があるので楽しみして訪れてみました。昔の街道の様子もみられますし、様々なお店もあっていいです。
 城崎の温泉街の方が上回っている部分もありますが、さすが都会に近いので見習う部分もありますね。
 そういった意味でも今回の城崎のgubigabuさんのオープンは良いです。

 ありまも楽しいので是非とも訪問してみてください。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/06/01 08:00 * edit *

但馬屋惣兵衛殿

素晴らしい。
堪能させていただきました。

どうも、有馬は、仕事で行っていたときは、通過の場所だったので、知ってるようで知らなかったですね。
でも、見れば、ここか~とわかるのですが、じっくり見る機会がなかったので、凄い、新鮮でした・・・
(地元民の言葉か・・・)。
「トンボ玉ミュージアム」は、名前だけ知っていましたが、どのようなものかは、今回で勉強させていただきました・・・
(これも、地元民の言葉か・・・)。

本当に、反省ばかりです。
次も楽しみにしています。

ひびき #0tR8pBJg | URL | 2013/06/01 08:17 * edit *

色々あって楽しそうですね!
若い人でも楽しめるものがあれば人も集まりますね。
秀吉像、顔がリアルですね~

おばちゃん #- | URL | 2013/06/01 11:12 * edit *

但馬屋惣兵衛さんへ

観光されてますね~(^^)
 
炭酸せんべいも試食のしすぎでお腹が膨れたんじゃ???(汗)
てっぽう水の炭酸の影響もあったり???(笑)
 
サイダーのつまみに揚げた練り物も良いですね~(^^)
 
次回行かれる際は僕もお伴しますよ。
惣兵衛さんは運転手で…僕はしっかりと立ち飲みカウンターでビールでも頂きます(笑)
…それは冗談として、我慢した反動で帰ってからの飲酒量が増えたんじゃ…(^_^;)

中村主水 #- | URL | 2013/06/01 15:20 * edit *

ひびきさんへ

そういうものですよ。

このブログも地元でありながら意外と知らないものをピックアップしてみようという発想から生まれています。

 地元にいると「田舎で何もない。」って思っていた但馬が、東京から帰ってきてみると「面白いものがさがせばあるじゃん。」に変わっていたんですよね。

 逆に今、こちらから東京を見るとまた面白くなったり・・・。


 ひびきさんがそうなっても全く不思議ではないです。ブログはこうして情報を共有できるのもいいですね。

 ここからは幹事のチョイスからちょっとかなりべたになるので・・・・。温かい目で見てやってくださいね(笑)。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/06/01 17:01 * edit *

おばちゃんさんへ

 そうなんです!

 温泉街も昔のいいところもしっかり残して、新しいチャレンジも取り入れてゆかないといかんですね。今回有馬に来てそう思いました。

 ベタベタの昭和で、民謡か琴の音が鳴っていたら風情があるってだけでは楽しくないです。それももちろん大事ですが、ちょっとおしゃれというより、しっかり本格的な今風の御店もあってバランスが取れますよね。

 城崎も今日からgubigabuさんが再デビューしますが、まさにそういった店。素晴らしいです。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/06/01 17:04 * edit *

中村主水さんへ

観光しましたよ~。

旅先で歩き回るの大好きですからね。普段もこれくらい歩けばいいのでしょうが・・・。

 そんなにガッツリ試食ばかりしていませんよ~~~。サイダーもいかあげも半分ずつにしております。

 さすが主水さん、私のことを分かっていらっしゃる。あれから毎晩浴びるように飲んでいます。久しぶりに会った同僚に「やばくない?」って言われて反省中。

 そばダイエットでも再開しますか・・・・

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/06/01 17:07 * edit *

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