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日本の菓子の神様の境内を歩く ~中嶋神社 豊岡市 

 日本の菓子の神様、「菓祖」として全国の菓子業者の信仰を集め、全国に分詞のある

中嶋神社に詣でてまいりました。

中嶋神社 大鳥居

 所在地は豊岡市に流れる円山川の東部にある田園地域にある小さな山地を超えたところ。豊岡市中核工業団地の奥にある三宅という場所にあります。駐車場に車を止めると大きな一の鳥居を横に見ます。鳥居の正面にさらに続いていたであろう参道は今は田んぼになっているようです。
 正面に立つと一の鳥居の大きさにこの神社の格式をうかがえます。

 中嶋神社は出石神社の祭神 天日槍命の後裔である田道間守命が祭神。田道間守命は当地に居を構えたそうです。、
当地に居を構え、安美谷を開墾した当地の開拓神。垂仁天皇の命を受け不死の霊薬を探し持ち帰るように命を受け、中国の遥かなる地に荒波を超えて、長きにわたり苦しい旅ののちにようやく手に入れた橘を持ち帰りましたが、垂仁天皇は崩御されており、田道間守命は天皇の御陵に「非時香菓」(ときじくのかぐのこのみ)を献じて殉死したそうです。憐れんだのちの天皇が垂仁天皇陵のそばの池の中嶋に葬られました。
 田道間守命の7世孫が当地に社を築いて祀ったそうで、葬られた場所から中嶋神社と名付けられ、橘が当時の最高級の菓子であったので菓子の神、菓祖とされたそうです。

中嶋神社 案内看板

 境内の案内図もあるのでわかりやすいです。ゆっくりと境内の奥に進んでゆきます。

中嶋神社 参道

 きれいに石畳で整備された参道を歩きます。周囲の木が低いので歴史ある神社にしては明るく日が差してきます。

中嶋神社 社務所

 二の鳥居の右手前には社務所があります。結構立派な社務所で車も停まっているので宮司の方もいらっしゃるようです。

中嶋神社 堂

 二の鳥居の左手には籠堂があります。昔は拝殿としても利用されたとか。

中嶋神社 二の鳥居

 二の鳥居の正面に立つと何とも落ち着いた雰囲気になります。日本人としての本能でしょうか。

中嶋神社 手洗

 二の鳥居をくぐるとすぐに屋根のない手水舎が左手にあります。手を清めて参道をさらに進みましょう。

中嶋神社 堀

 数歩ほどで石橋に当たり、小川のようにしつらえられた堀に出合います。垂仁天皇陵のそばの池の中嶋に祀られたことからこのようにされれているのでしょうか。

中嶋神社 拝殿


 いよいよ拝殿の前に立つことができました。左右には時代を経ていい風合いを出している狛犬が鎮座されておられました。

中嶋神社 狛犬 左 中嶋神社 狛犬 右

 いよいよお参りです。呼吸を整え、お賽銭をさせていただき、二礼二拍手一礼をもって心よりお参り申し上げました。

中嶋神社 拝殿内部 

 拝殿の奥には丸い鏡が光を反射し、厳かな雰囲気を醸し出してくれています。

中嶋神社 ご神木

 お参りを終えると拝殿の右側には大きなご神木がどっしりと境内に根を下ろし見下ろしています。

中嶋神社 献上木/右近の桜・左近の橘

 その近くには菓子業界から献上された左近の橘があります。捨身にはありませんが、右側には桜の木があり、これも菓子業界から献上されたもので右近の桜と呼ばれているようです。

 拝殿の右側に移動しますと高松宮殿下お手植えの松があります。

中嶋神社 高松宮殿下お手植えの松

 これは昭和45年に行われた千九百年祭に高松宮様がご参拝になられた際に植樹されたものだそうです。

中嶋神社 説明書き

 さらにその奥にはこの神社の説明書きがありますのでぜひともお読みください。

中嶋神社 皇大神宮(内宮)/豊受大神宮(外宮)

 その説明書きの奥には皇大神宮(内宮)/豊受大神宮(外宮)があります。

 その先には神輿倉が白い壁と黒い扉の美しいコントラスをを見せてくれています。

中嶋神社 神輿堂

 その壁を見るとこんなものが

中嶋神社 神輿堂 紋

 大陸から田道間守命が苦労して持ち帰ったという非時香菓をデザインした橘紋の神紋がかわいらしいですね。

 さらに右奥の一段上に上がった右内宮にあがります。下から見たら気が付かなかったのですが内宮・外宮のうらのあしもとには昔使っていた石碑でしょうか。なぜか半分土に埋まった状態で置かれておりました。何か所以があるのでしょうか。

中嶋神社 昔の石碑

 右内宮には三つのかわいらしい小さな神社があります。

中嶋神社 若宮神社 中嶋神社 大森神社
          若宮神社                     大森神社
中嶋神社 聖神社
          聖神社

 そして視線を左に移すと朱色がまぶしい本殿が見ることができます。

中嶋神社 本殿

 この本殿は二間社流造という珍しい様式たてられているそうで、消失を経て室町時代に再建されたもの現存しており、明治時代に国宝に認定され、制度の変更の中で昭和初期に国の重要文化財に指定されている貴重な建物であります。

 神社を後にする際、拝殿から本殿を眺めますと、その美しさに心打たれます。

中嶋神社 拝殿と本殿

 この後気が付いたのですが、左手にも内宮があり、稲荷神社と秋葉神社が鎮座されているとか。また改めてお参りしてこの記事に書き加えたいと思っております。


 この神社の祭礼は毎年4月の第3日曜日に「橘菓祭」(通称:菓子祭)が行われ地元の三宅の氏子さんを中心に菓子業者が集いにぎやかにお祭りが行われております。近年は豊岡市も町おこしにと大いにバックアップされて、前日の土曜日には豊岡市駅前のメインストリートを歩行者天国として但馬各地から菓子業者を集めて菓子祭全日祭を開催されるなど多いに注目されている神社となっています。


 ぜひ皆様も一度お参りくださいませ!


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タグ: 豊岡市 

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コメント

もう何回目?

こちらをご紹介されたのは3回目くらいでしょうか。今回が一番長い文章じゃないですかね。よくわかりました(^_^;)

栄治 #- | URL | 2013/12/20 10:10 * edit *

厳かで豊岡とは思えないようなずっしりした何か重みを感じますね。

おばちゃん #- | URL | 2013/12/20 11:07 * edit *

栄治さんへ

この神社は初めてですよ。
前にこの神社に関して説明したのは「菓子祭」のイベントの案内です。

神社を調べると但馬の古の歴史が見えてきます。楽しいですよ。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/12/21 10:13 * edit *

おばちゃんさんへ

素晴らしい場所でしょう?
こういう田舎で全国に分詞されるような神社があることは素晴らしいことです。

地域の方々が大事に守ってきた神社です。私たちも大事にしたいです。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2013/12/21 10:16 * edit *

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