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豊岡市日高町出身の偉大なる冒険家 植村直己さんの人柄に触れる ~植村直己冒険館 日高町 

 地元の偉大なる冒険家 植村直己さんの記念館であります。植村直己冒険館に行ってまいりました。

植村直己冒険館

 神鍋高原に上がる途中に緑あふれる公園があり、その一角にその記念館があります。

植村直己冒険館

 新緑の緑にあふれていますが、春には桜が咲き誇り、秋には紅葉でとても美しい情景を見せてくれる公園です。

植村直己冒険館

 これが入り口に入るアプローチです。ここを歩いていると話し声が反響してとても不思議な感覚を覚えます。入ったことはないですが氷河にあるキレットを想像させますね。この建物は有名な建築家である栗生明さんの設計で、半分が地下に埋まっているような不思議な建物です。日本建築学会賞受賞公共建築百選に選出されています。

植村直己冒険館

 大きな硝子戸をあけて受付で入場料金(大人500円、高校生200円、小・中学生150円)を支払って館内の見学を始めます。

植村直己冒険館

 大きな映像画面で植村直己さんの足跡を画像で見ました。じつは、少し前には何度かこの施設には入ってこの映像ホールでビデオを見てきたのですが、今回は特に強い感銘を受けました。以前は植村さんの偉大な記録や足跡をアピールするものだったのですが、今回は植村さんのやさしさ、人間としての素晴らしさ、素朴さを感じることができました。いっぺんにファンになります。
 植村さんはもちろん素晴らしい冒険家です。世界初の五大陸最高峰登頂成功、アマゾン河6,000km単独筏下り、世界初の犬ゾリ単独行で北極点到達、世界初のマッキンリー冬期単独登頂など、輝かしい記録はこれからもずっと賞賛され続けることでしょう。でも、それを成し遂げられたのは人々をひきつける人柄、やさしさがあってのことなんだと改めて感じました。

植村直己冒険館

 感激しながら通路を歩いて展示ブースに向かいますが、とちゅうでエベレストからの360度パノラマ写真が見られます。いまではエベレストは人気があって人ごみがすごいらしくて、このように人が写っていない写真を360度とることは不可能だそうです。

 展示ブースに入ります。植村直己さんの素晴らしい大きな笑顔が迎えてくれます。

植村直己冒険館

 今回はスタッフの方が寄り添って説明してくれたのがありがたいです。ぜひ皆さんも聞いてみてください。

植村直己冒険館

 こちらは北極圏に立った時に使った犬ぞりとテントです。犬ぞりには帆がついていて、これまヨットの専門家が植村さんに提案されたものだそうです。テントはかなり個性的なんですが、テントのメーカーが植村さんと共同で開発したもので、極寒の夜を超すために4層の空気の層を作るために作られたもののようです。

植村直己冒険館

 こちらが山登りや犬ぞりの時に実際に使われた装備の展示コーナーです。ここには植村さんとカメラメーカーが協力して作った極寒の世界でもスイッチが機能して、フィルムが破れず、落としても壊れない、世界で3台しかない貴重なカメラもあります。

植村直己冒険館

 説明を受けて驚いたのですが、装備が昔のことですからかなりの重量であったりしていますが、何よりアザラシやシロクマの毛皮を使った防寒着や鞭や容器などの用具が多くあることです。

 実は植村直己さんは冒険に当たり、地元の方と一緒に生活する時間をかなりしっかりと設けられていて、その地の人たちと仲良くなって、その地の人たちの知恵と道具を積極的に取り入れられたそうです。

植村直己冒険館

 この犬ぞりも地元の人たちのアイデアを入れて、くぎなどを使わず紐で固定してあります。北極圏はとてもデコボコでねじれが多く、ひもでくくったほうがしなやかになって故障がないとのことでした。

植村直己冒険館

 ホッキョクグマの毛皮は水に落ちても雪をつけることでぬれないとか、いかだも破れない自然の素材とか、高たんぱくなアザラシの生肉を食べるとか・・・。ですからどの地域に行っても植村さんは地域の人に愛されていたとのことでした。他の冒険家が行ったあとだと、地元の人はあまりいい顔をしないことが多いそうですが、植村さんの後だと大歓迎を受けたということです。

 植村さんの心の温かさを感じますね。

植村直己冒険館

 展示ホールを見終えるとロッククライミングのトレーニング用の施設があります。開館した当時は珍しいものでとても興味深く遊んだのを覚えています。お子さんはぜひチャレンジしてください。

植村直己冒険館

 この植村直己冒険館は毎年活躍する冒険家の人たちを植村直己冒険賞として表彰しているのですが、第5回の表彰者で、世界的な熱気球での冒険家であられ、2008年に行方不明になられたままの神田道夫氏が2004年に太平洋横断に失敗したときのゴンドラが鹿児島県に流れ着いたものが展示されています。

植村直己冒険館
植村直己冒険館

 この記念館では様々な事にチャレンジしておられるチャレンジャーの皆様がこの記念館によられたらパネルにして展示、応援してくれます。チャレンジャーの皆さん如何ですか?

 通路には植村直己さんの人柄を示す展示がありました。

植村直己冒険館

 これは植村さんが結婚式にあたり、支援者の方々に贈った持ち帰った石を砕いて自作で作ったおちょこが展示されています。

植村直己冒険館

 また、とても筆まめな方で、チャレンジが終わると必ずお世話になった方に数百枚の絵ハガキを書いて送ったそうですが、それらが展示されています。文面にも愛情があふれていてとても素敵です。

植村直己冒険館

 この日は企画展として、行方不明になったマッキンリーのテントの様子、登山ルート、手記、山頂にあった旗などが展示されています。まだ生きていてほしい。そんな気持ちになります。

植村直己冒険館

 それと、冒険家としてのスタートを切ることになった明治大学の登山部に関わる扉とか用具なども並んでいました。

植村直己冒険館

 展示を見終えると、人としての植村直己さんに改めて出会えた気がしてとても素敵な気持ちになりました。屋上をたどっての帰り道ですが、植村さんの足跡をたどるガラスの写真を眺めながら、故郷の偉大な人、心優しき素晴らしい人に思いをはせながら歩を進めました。


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タグ: 豊岡市日高 

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コメント

今年は

今年は遭難されて30年目ということで
たくさんのテレビで故植村直己さんの特集をやってます。
僕は2本見ました。
いずれもBSだったような。
しかし本当に偉大な方です。
身近ゆえにその偉大さを見逃しがちであるし、
さらに言えば、その時間ってのはこわいもので、
やはり人間の記憶ってのはうすれてゆくものですね。
でもこのような館があれば、後世に語り継がれていくでしょう。

栄治 #- | URL | 2014/05/14 07:15 * edit *

但馬屋惣兵衛殿

おはようございます。
但馬にお邪魔する時、道で看板はよく見かけますが。
一度も行ったことのない場所なんですよ。
あまり、考えていませんでしたが、なかなか興味深いですね(^^)。
参考になりました。

ひびき #0tR8pBJg | URL | 2014/05/14 08:17 * edit *

実家からコメントです(^^)
植村直己さんの記念館、十何年か前に訪問しました。山男って植村さんのように心優しく謙虚で・・。うちの旦那のようながさつな山男もいますが(笑)
江原駅手前、電車が減速したあたりで惣兵衛さんの看板見かけました(笑)あっ、それに豊岡の駅で20分待ち合わせがあったのですが、改札でお聞きしたら快く改札から出させていただき下の売店へ行くことができました。言ってみるものですね(笑)

おばちゃん #- | URL | 2014/05/14 16:10 * edit *

栄治さんへ

植村直己さんは海外、特にヨーロッパでは今でも高い評価を受けていて、認知度も非常に高いようです。
日本人は熱しやすく冷めやすいですからね。

こうした施設が品物の展示だけではなく、ソフト面での展開をしていて、生きた施設であり続けるための努力をスタッフの方がしていただいているのが素晴らしいです。

私達も素晴らしい先輩たちの偉業と人柄をしっかりと胸にとどめ続けたいと思います。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2014/05/19 08:18 * edit *

ひびきさんへ

そういっていただくとありがたいです。

見ただけでは伝わらないと思いますので、ぜひとも冒険館の職員さんに説明をお願いしてもらうといいと思います。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2014/05/19 08:20 * edit *

おばちゃんさんへ

あらあら、こちらに来られていたのですね。

私の看板・・・・(汗)

このところバタバタでブログを拝見できていません。
それは楽しみです。そちらにコメント書きますね。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2014/05/19 08:21 * edit *

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