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西国三十三か所巡礼の中興の祖が永眠されている素敵なお寺 ~番外 花山院菩提寺 三田市 

 小野市を離れて、一路三田に向かいます。そこの目的地は

花山院 山門

 国道176号の東の山にある花山院菩提寺さんです。西国三十三か所としては番外とされるお寺です。

 すさまじい急坂を車で上ると駐車場があり、山門が迎えてくれます。

 番外というとおまけみたいに感じるかもしれませんが、そうではありません。後で説明しますね。

 本尊は薬師瑠璃光如来、開基(創立者)は法道(ほうどう)仙人と伝えらられます。そうです。これまで廻ってきた播州清水寺や一乗寺の開祖もこの仙人様です。どうも、播磨を中心に仏教の布教に活躍されたようですね。

花山院 仁王像 吽形像 花山院 仁王像 阿形像

 山門の両脇には仁王像である吽形像阿形像がありますね。

花山院 手水所

 山門をくぐって石段を上がりますが、途中に手水所があります。身も心も清めて軽打に向かいます。

花山院 境内

 石段を上るととても気持ちがいい境内が目の前に開けます。

花山院 花山法皇殿 

 実はこちらには本堂が2つ存在する珍しいお寺です。こちらが花山法皇殿といいます。

 寺院の本堂としては珍しい名前というか、法皇というと出家した天皇のことです。この花山法皇がこの寺にとっても、西国三十三か所巡礼にとっても重要な人物なのです。

 花山天皇が天皇に即位したのが17歳の984年のことです。外祖父の藤原伊尹の威光によるものだったようです。しかしながら当時は摂関政治の時代。藤原氏の内部争いの真っただ中でした。藤原伊尹が亡くなって後ろ盾を失います。その時は藤原兼通・兼家兄弟が摂関の座を争って互いにその出世を妨害しあった時代でした。
 花山天皇の寵愛する姫君が妊娠中にお亡くなりになられた際に、藤原兼家は三男に悲しみに暮れる花山天皇に一緒に出家をしようと持ち掛けさせ、このお寺に連れ出した後、藤原の手のものは京都に戻り、花山天皇は騙されたことに気が付きます。
 花山天皇は在位、わずか2年の19歳で退位し出家します。こののち、藤原兼家は一条天皇を即位させて、藤原道真につづく栄華を手に入れました。

 だまされて出家した花山天皇は和歌などの芸術に優れた人物であったようで、奈良時代初期に徳道が観音霊場三十三ヶ所の宝印を石棺に納めたという伝承があった摂津国の中山寺(兵庫県宝塚市)にてこの宝印を探し出し、紀伊国熊野から宝印の三十三の観音霊場を巡礼し修行にでたそうです。
 この時、花山法皇は各霊山にて和歌を詠まれて、これが御詠歌として広まったということです。

花山院 花山法皇殿 

 悲運に見舞われながらも、西国三十三か所巡礼という歴史を残した花山法皇に心からのお念仏を唱えました。

花山院 薬師堂 

 こちらがこのお寺のもともとの御本尊である薬師様を祀った薬師堂です。

花山院 七地蔵尊

 その奥には幸せの七地蔵尊が弧を描いておわしました。

花山院 七地蔵尊 説明

 これはそれぞれの役割に応じて、求める力を得ることができるお地蔵さんです。

祖父地蔵 ・・・・・ 家庭や周囲の人々の為に知恵を授けられる人として生き甲斐のある人生を送れるよう
            力を与えてくれる地蔵さん
祖母地蔵 ・・・・・ 子供や孫に清らかな知恵を授けられる人になり、生き甲斐のある生活を送れるように
            力を与えてくれる地蔵さん
父(夫)地蔵 ・・・ 家庭、社会で主になって、その役割を果たせるよう、迷うことなく人生を歩むことができる
            力を与えてくれる地蔵さん
母(妻)地蔵 ・・・ 泥沼に咲く蓮の花のように綺麗な心をもって、女性としての本性の花を咲かせるような
            人生を送れるよう力を与えてくれる地蔵さん
子供地蔵 ・・・・・ 人は遙か昔、神仏から生まれ今日に至っていることを現し、命を大切にして幸せな人生を
            送る力を与えてくれる地蔵さん
結び地蔵 ・・・・・ 人生は神仏と繋がっていて孤独ではないことを表し、人それぞれの希望を成就し、人生の
            目的を達すことができるように力を与えてくれる地蔵さん
賢者地蔵 ・・・・・ 真に賢い人は神仏の摂理を知っている人で、経文はこの摂理を文字にしたものである。
            摂理を学び賢く知恵のある人になれるように力を与えてくれる地蔵さん

花山院 寺務所へ

 境内の右側を後にして、左側に向かいます。こちらに寺務所などがあります。

花山院 寺務所

 右手に荒神堂と写経道場、左手に鐘つき堂不動堂があります。

花山院 展望台

 不動堂の前には展望台があります。

花山院 展望

 三田の町と山々を望む素晴らしい展望が得られます。天気の良い冬の朝には雲海が広がるようです。

花山院 御朱印

 さらにその先には納経所があり、ここで御朱印を書いていただけます。

 ここにいらっしゃる方にはこのお寺のお話や、西国三十三か所巡礼の歴史、作法、心得などを詳しく教えていただき、大変感動いたしました。立派な方だと思います。

花山院 御朱印

 合掌して心からお礼を言ってお別れを告げました。

花山院 御廟所

 西国三十三か所巡礼を今に残した花山法皇はこの地を気に入り、ここで生涯を閉じられました。御廟所があり、波乱万丈な人生であったと思いますが、安らかな永眠を示すように穏やかな様子でお寺を見守っておられました。

花山院 境内

 このお寺に実際にお参りになられたらわかると思いますが、本当にきれいに境内は清められていました。まさに仏の心をここに感じることができましたよ。

 西国三十三か所巡礼のスタートをこのお寺から始めるのがいいかもしれません。実は次男もここで御朱印帳を求めて、巡礼を始めることにしたようです。



心洗われるお参りになりました!



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花山院 境内案内図

花山院 地図

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コメント

三田ですか

僕も今朝ほど行ってきました。
いいところです。
ベッドタウンでありながら
緑も山々も多く住みよい場所です。
ちなみに母方の伯母がいますので
なお親近感があります。

栄治 #- | URL | 2017/02/06 17:14 * edit *

栄治さんへ

> 僕も今朝ほど行ってきました。
> いいところです。
> ベッドタウンでありながら
> 緑も山々も多く住みよい場所です。
> ちなみに母方の伯母がいますので
> なお親近感があります。

ベッドタウンでこじゃれていながら、田舎の風情もしっかりと残っていますね。
私もちょくちょく利用します。

但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2017/02/07 08:32 * edit *

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