桜に彩られた奈良のお寺を巡り、歴史を体験し、食文化を満喫する旅 ~その20~ 吉野荘 湯川屋 夕食編 奈良県吉野町
2022/05/05 Thu. 09:00 [奈良県の食べ歩き]
さあ、吉野荘 湯河屋さんの夕食タイムです。
お風呂から上がったら部屋にはすでに夕食の用意がなされていました。

これは素敵です。海の刺身などは使わずに、吉野のものにこだわったそうです。

あまりに美味しそうでしたのですぐに部屋のビールを開けてしまいました。大変おいしかったので、一人で4本も飲んでしまうことになります・・・。
でも、ノンアルコールの梅酒で乾杯ですね。
まずは先付けからです。

吉野胡麻豆腐 わさび添えです。もちもちしてとてもおいしい胡麻豆腐でした。高野山といい、奈良が本場ですからね。

まずは季節の前菜5種盛りです。
どれもきれいな料理で、盛り付けも美しいです。料理長のセンスがここでうかがえますね。

まずはこちらから。土筆の佃煮です。苦みがほとんどなく、こんなおいしい土筆は初めていただきました。いきなり感激です。

そして鴨のロースト。脂が乗っていておいしいものでした。

春を告げる筍の山椒和えですね。山の幸を楽しみます。

驚いたのがこちら。干し柿のチーズサンドです。干し柿でチーズを挟むなんてどうかと思いましたが、これはワインが欲しくなります。柿の甘さとチーズのしょっぱさがいいバランスでした。

そして妻が喜んだのが焼生麩の白みそ添えです。生麩が結構香ばしく焼かれているのですが、甘めの白みそソースがぴったりでした。

変物は鹿のたたきです。惣兵衛の大好物。

臭みも全くなく、柔らかくておいしいものでした。きっとヘレ肉だろうと思って仲居さんに聞いてみると、もも肉だそうです。かなり驚きました。こんな柔らかな鹿のもも肉の刺身は食べたことがないです。

向付は吉野葛と生麩の刺身です。安易に海の刺身を出さないところが素晴らしいですね。

それぞれからし酢味噌でいただきます。こちらは葛切りですが、イカに見立てているそうです。なるほど面白いです。

葛をきれいに丸めたものもあります。こちらはフグに見立てておられるそうで、山フグと表現されていました。楽しい演出ですね。

湯葉もトロトロでおいしかったです。この吉野の山には何献花の手作り豆腐を出す店があって、豆腐や湯葉もおいしいのです。

鍋物もあります。

こちらは西行鍋といわれていて、このお店の登録商標の名物料理なのです。葛と吉野のおいしいものを存分に使った鍋。楽しみです。

胡麻を擦りながら鍋の完成を待ちます。

完成しました。これはおいしそうですね。

つゆがめちゃくちゃおいしかったです。カツオや昆布でおいしい出汁を取り、それを冷ましてから、吉野葛を少しずつ溶いていって作られるそうです。手間がかかっていますが、その価値ありです。

そのつゆを擦った胡麻に入れて軽くかき混ぜ、具材をいただきます。鶏肉や野菜の旨さが最高に引き立ちました。

もちろん、葛切りも入っていますよ。

前半の料理を頂いたら、一気にテーブルがかたずけられ、3つの料理が出てきました。

蒸し物です。饅頭の吉野葛あんかけです。もち米の饅頭の中には鶏そぼろが入っていて、おいしい出汁が吉野葛でとろみをつけられていて、たまりません。桜の葉っぱが春の季節を告げるような一品でした。

焼き物は鮎の葛みそ焼きです。

このように箸でほろりと切れて、骨まで柔らかくいただけました。焼き物というより甘露煮です。でも、味付けが普通の甘露煮と違って柔らかでとてもおいしいものでした。

小吸い物はきのこの土瓶蒸し。香りがよくておいしいものです。

それもそのはず。干しシイタケやほかの木のこのほかに干し海老まで入れて煮込まれていました。

もう終わりも近いところで油物。吉野葛入りてんぷら粉の天ぷら盛合せです。

こちらは山菜です。めちゃくちゃおいしかったです。このほかにも白魚、高野豆腐、干し柿、山芋など、山の幸の競演が楽しかったです。

ここでご飯が登場です。奈良県産のひのひかりだそうで、おいしいお米でした。寒い土地なのでコシヒカリよりも適しているのかもしれません。
汁物はなめこの赤だしです。

漬物は奈良漬けと白菜の浅漬け。おいしくいただきました。

最後のデザートはいちごと吉野葛餅です。

いや~。しかし、吉野葛をはじめとして吉野のおいしいもの、奈良県のおいしいものに徹底してこだわっておられる姿勢に感服するばかりです。しかもどれもおいしかったです。
食べログを見ると評価は3.01と芳しくありませんが、不当な評価だと思います。モット星をつけてあげてほしいですね。
本当はこのまま、再びお風呂に行って、ゆったりと夕食の余韻に浸りたいところですが、これから出かけなければいけません。
さあ、何が始まるのかな?

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吉野荘 湯川屋 公式HP
お風呂から上がったら部屋にはすでに夕食の用意がなされていました。

これは素敵です。海の刺身などは使わずに、吉野のものにこだわったそうです。

あまりに美味しそうでしたのですぐに部屋のビールを開けてしまいました。大変おいしかったので、一人で4本も飲んでしまうことになります・・・。
でも、ノンアルコールの梅酒で乾杯ですね。
まずは先付けからです。

吉野胡麻豆腐 わさび添えです。もちもちしてとてもおいしい胡麻豆腐でした。高野山といい、奈良が本場ですからね。

まずは季節の前菜5種盛りです。
どれもきれいな料理で、盛り付けも美しいです。料理長のセンスがここでうかがえますね。

まずはこちらから。土筆の佃煮です。苦みがほとんどなく、こんなおいしい土筆は初めていただきました。いきなり感激です。

そして鴨のロースト。脂が乗っていておいしいものでした。

春を告げる筍の山椒和えですね。山の幸を楽しみます。

驚いたのがこちら。干し柿のチーズサンドです。干し柿でチーズを挟むなんてどうかと思いましたが、これはワインが欲しくなります。柿の甘さとチーズのしょっぱさがいいバランスでした。

そして妻が喜んだのが焼生麩の白みそ添えです。生麩が結構香ばしく焼かれているのですが、甘めの白みそソースがぴったりでした。

変物は鹿のたたきです。惣兵衛の大好物。

臭みも全くなく、柔らかくておいしいものでした。きっとヘレ肉だろうと思って仲居さんに聞いてみると、もも肉だそうです。かなり驚きました。こんな柔らかな鹿のもも肉の刺身は食べたことがないです。

向付は吉野葛と生麩の刺身です。安易に海の刺身を出さないところが素晴らしいですね。

それぞれからし酢味噌でいただきます。こちらは葛切りですが、イカに見立てているそうです。なるほど面白いです。

葛をきれいに丸めたものもあります。こちらはフグに見立てておられるそうで、山フグと表現されていました。楽しい演出ですね。

湯葉もトロトロでおいしかったです。この吉野の山には何献花の手作り豆腐を出す店があって、豆腐や湯葉もおいしいのです。

鍋物もあります。

こちらは西行鍋といわれていて、このお店の登録商標の名物料理なのです。葛と吉野のおいしいものを存分に使った鍋。楽しみです。

胡麻を擦りながら鍋の完成を待ちます。

完成しました。これはおいしそうですね。

つゆがめちゃくちゃおいしかったです。カツオや昆布でおいしい出汁を取り、それを冷ましてから、吉野葛を少しずつ溶いていって作られるそうです。手間がかかっていますが、その価値ありです。

そのつゆを擦った胡麻に入れて軽くかき混ぜ、具材をいただきます。鶏肉や野菜の旨さが最高に引き立ちました。

もちろん、葛切りも入っていますよ。

前半の料理を頂いたら、一気にテーブルがかたずけられ、3つの料理が出てきました。

蒸し物です。饅頭の吉野葛あんかけです。もち米の饅頭の中には鶏そぼろが入っていて、おいしい出汁が吉野葛でとろみをつけられていて、たまりません。桜の葉っぱが春の季節を告げるような一品でした。

焼き物は鮎の葛みそ焼きです。

このように箸でほろりと切れて、骨まで柔らかくいただけました。焼き物というより甘露煮です。でも、味付けが普通の甘露煮と違って柔らかでとてもおいしいものでした。

小吸い物はきのこの土瓶蒸し。香りがよくておいしいものです。

それもそのはず。干しシイタケやほかの木のこのほかに干し海老まで入れて煮込まれていました。

もう終わりも近いところで油物。吉野葛入りてんぷら粉の天ぷら盛合せです。

こちらは山菜です。めちゃくちゃおいしかったです。このほかにも白魚、高野豆腐、干し柿、山芋など、山の幸の競演が楽しかったです。

ここでご飯が登場です。奈良県産のひのひかりだそうで、おいしいお米でした。寒い土地なのでコシヒカリよりも適しているのかもしれません。
汁物はなめこの赤だしです。

漬物は奈良漬けと白菜の浅漬け。おいしくいただきました。

最後のデザートはいちごと吉野葛餅です。

いや~。しかし、吉野葛をはじめとして吉野のおいしいもの、奈良県のおいしいものに徹底してこだわっておられる姿勢に感服するばかりです。しかもどれもおいしかったです。
食べログを見ると評価は3.01と芳しくありませんが、不当な評価だと思います。モット星をつけてあげてほしいですね。
本当はこのまま、再びお風呂に行って、ゆったりと夕食の余韻に浸りたいところですが、これから出かけなければいけません。
さあ、何が始まるのかな?


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