桜に彩られた奈良のお寺を巡り、歴史を体験し、食文化を満喫する旅 ~その21~ 金峯山修験本宗 総本山 金峯山寺 特別拝観 奈良県吉野町
2022/05/06 Fri. 06:00 [奈良県の旅行記とお土産]
湯川屋さんのおいしい食事を楽しんだら外出です。夜に吉野の温泉街がにぎやかなわけはありません。どの店も閉まっています。
目的はこちらです。

宿の宿泊者限定の特別拝感です。宿の宿泊プランに設定されていて、一人5,000円で拝観できました。この春は8日だけ行われ、たまたま宿泊する日に行われたので参加することにしました。
金峯山修験本宗 総本山 金峯山寺に到着です。

夜の7時40分には100名ほどの行列ができていました。

夜の金峰山寺の蔵王堂です。世界遺産であり、夜の幽玄な姿が素晴らしいです。
この後、吉野旅館組合の方の案内があり、修験者の方の先導で蔵王堂に入ります。
もちろん中では撮影不可です。ろうそくだけの照明でなんとも神聖な雰囲気です。そして、しばらくするとたくさんの修験者の方々がご本尊の前に並ばれ読経が始まります。
それがまたすごいのです。力強い読経だでなく、鈴の音、そして長谷寺と同じく太鼓が打ち鳴らされ、修験道らしくほらが鳴り響きます。
そしてご本尊がライトアップされるのです。

奈良県観光サイトより
すごい迫力です。
金峰山寺は吉野から熊野に広がる修験者、行者と呼ばれる人たちによ山岳信仰である修験道の総本山です。
ご本尊は金剛蔵王大権現です。3体おられます。約1300年前に修験道の御開祖である役行者神變大菩薩様が厳しい修行ののちに、人々を救うためにご本尊を賜りたいと念じたところ、お釈迦如来、千手千眼観世音菩薩、弥勒菩薩の三仏がお現われになったそうです。役行者がさらに念じたところ、天地雷鳴してこのようにすさまじい形相の金剛蔵王大権現にお姿を変えられたということです。
この恐ろしいお姿ではありますが、人の弱さを戒め、よい方向に導くためのもので、お心は慈愛に満ちておられるそうです。
権現というのは突然姿を変える神仏ということだそうで、そういえば徳川家康も権現様でしたね。
夜の特別拝感は1時間ほどで終わり、宿に帰っても興奮冷めやらない感じでしたがこれで終わりではありません。
翌日の朝です。6:30から行われる朝座勤行にも行ってまいりました。

参道の真正面に足場で覆われた大きな建物があります。これは金峯山寺の仁王門です。国宝であり世界遺産なのですが、現在、大修理中で姿を見ることはできません。残念です。実は夜と朝の特別拝観はこの仁王門の修繕の資金を集めるためでもあるそうです。
仁王門はくぐれないので、参道の左側から再び蔵王堂に向かいます。

右側は崖のようになっています。このように本当に細い尾根に吉野の建物は建てられているのです。

昨日も拝観した蔵王堂です。こうしてみると広い境内ですね。

様々な建物が整然と両脇に並んでいますが、左側には天満宮もありました。

天満宮のさらにその先にはきれいな建物が見えます。これは南朝妙法殿といって、南朝の4人の天皇と彼らにつかえた忠臣を祀る三重塔です。これからも出てきますが、吉野は南朝の中心なのです。

この後、夜と同じく蔵王堂に導かれ朝行を行いました。朝行も夜の行と同じくすごい迫力でした。わが心の弱さも何とかなったような気がします。

心は暑くなりましたが、体は冷え切ってしまいました。宿に戻ってお風呂に入り、朝ごはんをいただくことにします。
修験道の素晴らしさに触れられました。

にほんブログ村 ←修験道を守り続け、人々を導く金峯山寺に、応援クリックお願いします!
金峯山修験本宗 総本山 金峯山寺 公式HP
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宿の宿泊者限定の特別拝感です。宿の宿泊プランに設定されていて、一人5,000円で拝観できました。この春は8日だけ行われ、たまたま宿泊する日に行われたので参加することにしました。
金峯山修験本宗 総本山 金峯山寺に到着です。

夜の7時40分には100名ほどの行列ができていました。

夜の金峰山寺の蔵王堂です。世界遺産であり、夜の幽玄な姿が素晴らしいです。
この後、吉野旅館組合の方の案内があり、修験者の方の先導で蔵王堂に入ります。
もちろん中では撮影不可です。ろうそくだけの照明でなんとも神聖な雰囲気です。そして、しばらくするとたくさんの修験者の方々がご本尊の前に並ばれ読経が始まります。
それがまたすごいのです。力強い読経だでなく、鈴の音、そして長谷寺と同じく太鼓が打ち鳴らされ、修験道らしくほらが鳴り響きます。
そしてご本尊がライトアップされるのです。

奈良県観光サイトより
すごい迫力です。
金峰山寺は吉野から熊野に広がる修験者、行者と呼ばれる人たちによ山岳信仰である修験道の総本山です。
ご本尊は金剛蔵王大権現です。3体おられます。約1300年前に修験道の御開祖である役行者神變大菩薩様が厳しい修行ののちに、人々を救うためにご本尊を賜りたいと念じたところ、お釈迦如来、千手千眼観世音菩薩、弥勒菩薩の三仏がお現われになったそうです。役行者がさらに念じたところ、天地雷鳴してこのようにすさまじい形相の金剛蔵王大権現にお姿を変えられたということです。
この恐ろしいお姿ではありますが、人の弱さを戒め、よい方向に導くためのもので、お心は慈愛に満ちておられるそうです。
権現というのは突然姿を変える神仏ということだそうで、そういえば徳川家康も権現様でしたね。
夜の特別拝感は1時間ほどで終わり、宿に帰っても興奮冷めやらない感じでしたがこれで終わりではありません。
翌日の朝です。6:30から行われる朝座勤行にも行ってまいりました。

参道の真正面に足場で覆われた大きな建物があります。これは金峯山寺の仁王門です。国宝であり世界遺産なのですが、現在、大修理中で姿を見ることはできません。残念です。実は夜と朝の特別拝観はこの仁王門の修繕の資金を集めるためでもあるそうです。
仁王門はくぐれないので、参道の左側から再び蔵王堂に向かいます。

右側は崖のようになっています。このように本当に細い尾根に吉野の建物は建てられているのです。

昨日も拝観した蔵王堂です。こうしてみると広い境内ですね。

様々な建物が整然と両脇に並んでいますが、左側には天満宮もありました。

天満宮のさらにその先にはきれいな建物が見えます。これは南朝妙法殿といって、南朝の4人の天皇と彼らにつかえた忠臣を祀る三重塔です。これからも出てきますが、吉野は南朝の中心なのです。

この後、夜と同じく蔵王堂に導かれ朝行を行いました。朝行も夜の行と同じくすごい迫力でした。わが心の弱さも何とかなったような気がします。

心は暑くなりましたが、体は冷え切ってしまいました。宿に戻ってお風呂に入り、朝ごはんをいただくことにします。
修験道の素晴らしさに触れられました。


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コメント
厳かですね
すごい厳かです!
静かな吉野の里にビックリの大権現様ですね!
栄治 #- | URL | 2022/05/06 07:10 * edit *
栄治さんへ
惣兵衛も初めてだったのですが、吉野はいいところです。
修験道の歴史と共に歩んできた地域。
素敵です。
但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2022/05/14 16:40 * edit *
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