桜に彩られた奈良のお寺を巡り、歴史を体験し、食文化を満喫する旅 ~その23~ 中千本 奈良県吉野町
2022/05/08 Sun. 09:58 [奈良県の旅行記とお土産]
宿である湯川屋さんで朝食をいただき、チェックアウトをしたら、荷物を宿に預けて吉野山の中腹にあたる中千本の散策に出かけます。

まだ朝早いので人出はまばらですが、10時くらいからは観光バスの観光客が押し寄せて大変賑やかになります。この中千本エリアは繁忙期の平日は9時から、土曜休日は7時から夜の7時まで一般車両通行止めになります。

吉野には金峯山寺を中心に大小さまざまな神社やお寺があり、それを巡るのも楽しいです。こちらは東南院というお寺。

役行者(えんのぎょうじゃ)が金峰山寺を改ざんしたと同時に建立されたお寺です。金峰山寺を守るように建てられています。

このお寺の多宝塔が素晴らしいです。

吉野山には金峰山寺蔵王堂以外にも4つの世界遺産の建物があり、その一つに向かうべくわき道にそれてみます。

世界遺産 吉水神社の山門です。神社なのに山門ですね。菊の御紋の提灯がこの神社の存在の背景を示していますね。

こちらが一目千本と呼ばれる展望の良い場所。惣兵衛も記念撮影です。

中千本の桜を見上げることができます。

もう一つ門をくぐると美しい境内に入ります。

こちらが世界遺産に指定された書院です。石碑に刻まれた「南朝皇居」という文字がこの神社の歴史を示します。
この神社はもともと金峰山寺の僧房として吉水院として建立されました。その後、源頼朝に追われた義経と弁慶が5日間隠居したといわれており、その後は南朝の後醍醐天皇が吉野に訪れた時に住居したそうです。その後、後醍醐天皇を供養するようになったのですが、明治時代に神仏分離の際、神道の天皇が仏式により供養されることは禁止されたため、神社に代わることを許されて、吉水神社となったそうです。
よって、祀神は後醍醐天皇と楠木正成、吉水院宗信法印なのです。

内部も質素ながら気品にあふれています。

武蔵坊弁慶が思案していた場所といわれるものもあります。

こちらは後醍醐天皇玉座のある座敷です。さすがに豪華ですね。

こちらは源義経の鎧です。このほかにも義経、弁慶、後醍醐天皇などの様々な貴重な品が展示されています。


裏手には小さくても素敵なお庭があります。これは豊臣秀吉が作った庭園です。秀吉は吉野で大規模な茶会を何度も催しているのですが、その際の秀吉の宿坊となっていて、その時に庭園を整備したそうです。

ここから見る金峯山寺は桜の海の上に浮いているようできれいです。

ここが分岐点になっていて、ロータリーのようになっています。ここからは車が入れるようになっています。

右側は斜度のきつい坂道なので左の道を歩きます。そこから道を外れると中の千本といわれる展望の良い公園に出ます。


谷の向こうにお寺があり、きれいです。如意輪寺といわれる宝物殿があるお寺です。
目の前の桜の木が視界を遮るので、一段高いところにある茶屋跡まで登ってみます。

なかなか素敵な展望です。でもまだこの時は3分咲き。最盛期はこんな感じです。

(観光協会HPより)
本当にすごいのです。

もう一度道に戻ります。ここからは何もない山の道になります。

途中で下界に通じる道もありますが、そのまま進むと一番奥になり、ここからは中千本の上部の町並みに向かいます。

まずはじめの建物が竹林院です。庭園が素晴らしいお寺で、金峯山寺とは別系の修験道のお寺です。

高い場所から見る桜の絶景もよいですよ。

こちらは櫻本坊。金峯山寺を守る主要な5つのお寺の一つです。吉野ではこう言った金峯山寺を中心としたお寺やエリアのお寺を巡ることも一つの楽しみで、御朱印を集める方々の姿も散見出来ました。

このあたりは少しのんびりした風情の町並みでいい感じです。

この古民家を利用したお店では犬が店番をしています(笑)。

途中の駐車場から見る中千本と上千本の桜。上千本はこの時は「蕾」でしたので、まだまだですね。
これで、吉野紀行はこれで終わりです。お土産を買って宿に戻って着替えて下山しました。吉野はまた来たいですね。年によって開花のタイミングは違うので難しいところです。今年は遅かったので4月上旬ではまだまだって感じでしたね。それでも十分きれいでしたが。
おすすめは4月中旬かなと、桜の開花が早くても上千本は満開でしょうし、遅くても下千本と中千本は楽しめると思います。
また絶対に訪れたい吉野でした。
桜と美味しいものや歴史が楽しめる吉野にまたお邪魔するぞ!

にほんブログ村 ←初めての吉野に興奮する惣兵衛夫婦に、応援クリックお願いします!
吉野山観光協会 公式HP

まだ朝早いので人出はまばらですが、10時くらいからは観光バスの観光客が押し寄せて大変賑やかになります。この中千本エリアは繁忙期の平日は9時から、土曜休日は7時から夜の7時まで一般車両通行止めになります。

吉野には金峯山寺を中心に大小さまざまな神社やお寺があり、それを巡るのも楽しいです。こちらは東南院というお寺。

役行者(えんのぎょうじゃ)が金峰山寺を改ざんしたと同時に建立されたお寺です。金峰山寺を守るように建てられています。

このお寺の多宝塔が素晴らしいです。

吉野山には金峰山寺蔵王堂以外にも4つの世界遺産の建物があり、その一つに向かうべくわき道にそれてみます。

世界遺産 吉水神社の山門です。神社なのに山門ですね。菊の御紋の提灯がこの神社の存在の背景を示していますね。

こちらが一目千本と呼ばれる展望の良い場所。惣兵衛も記念撮影です。

中千本の桜を見上げることができます。

もう一つ門をくぐると美しい境内に入ります。

こちらが世界遺産に指定された書院です。石碑に刻まれた「南朝皇居」という文字がこの神社の歴史を示します。
この神社はもともと金峰山寺の僧房として吉水院として建立されました。その後、源頼朝に追われた義経と弁慶が5日間隠居したといわれており、その後は南朝の後醍醐天皇が吉野に訪れた時に住居したそうです。その後、後醍醐天皇を供養するようになったのですが、明治時代に神仏分離の際、神道の天皇が仏式により供養されることは禁止されたため、神社に代わることを許されて、吉水神社となったそうです。
よって、祀神は後醍醐天皇と楠木正成、吉水院宗信法印なのです。

内部も質素ながら気品にあふれています。

武蔵坊弁慶が思案していた場所といわれるものもあります。

こちらは後醍醐天皇玉座のある座敷です。さすがに豪華ですね。

こちらは源義経の鎧です。このほかにも義経、弁慶、後醍醐天皇などの様々な貴重な品が展示されています。


裏手には小さくても素敵なお庭があります。これは豊臣秀吉が作った庭園です。秀吉は吉野で大規模な茶会を何度も催しているのですが、その際の秀吉の宿坊となっていて、その時に庭園を整備したそうです。

ここから見る金峯山寺は桜の海の上に浮いているようできれいです。

ここが分岐点になっていて、ロータリーのようになっています。ここからは車が入れるようになっています。

右側は斜度のきつい坂道なので左の道を歩きます。そこから道を外れると中の千本といわれる展望の良い公園に出ます。


谷の向こうにお寺があり、きれいです。如意輪寺といわれる宝物殿があるお寺です。
目の前の桜の木が視界を遮るので、一段高いところにある茶屋跡まで登ってみます。

なかなか素敵な展望です。でもまだこの時は3分咲き。最盛期はこんな感じです。

(観光協会HPより)
本当にすごいのです。

もう一度道に戻ります。ここからは何もない山の道になります。

途中で下界に通じる道もありますが、そのまま進むと一番奥になり、ここからは中千本の上部の町並みに向かいます。

まずはじめの建物が竹林院です。庭園が素晴らしいお寺で、金峯山寺とは別系の修験道のお寺です。

高い場所から見る桜の絶景もよいですよ。

こちらは櫻本坊。金峯山寺を守る主要な5つのお寺の一つです。吉野ではこう言った金峯山寺を中心としたお寺やエリアのお寺を巡ることも一つの楽しみで、御朱印を集める方々の姿も散見出来ました。

このあたりは少しのんびりした風情の町並みでいい感じです。

この古民家を利用したお店では犬が店番をしています(笑)。

途中の駐車場から見る中千本と上千本の桜。上千本はこの時は「蕾」でしたので、まだまだですね。
これで、吉野紀行はこれで終わりです。お土産を買って宿に戻って着替えて下山しました。吉野はまた来たいですね。年によって開花のタイミングは違うので難しいところです。今年は遅かったので4月上旬ではまだまだって感じでしたね。それでも十分きれいでしたが。
おすすめは4月中旬かなと、桜の開花が早くても上千本は満開でしょうし、遅くても下千本と中千本は楽しめると思います。
また絶対に訪れたい吉野でした。
桜と美味しいものや歴史が楽しめる吉野にまたお邪魔するぞ!


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コメント
こうしてみると
こうしてみると吉野はさすがですね~。
栄治 #- | URL | 2022/05/08 13:23 * edit *
栄治さんへ
本当にさすがです。
吉野の良さを皆さんが守ておられるのがよくわかりました。
中心地を一般車通行不可の制度 フリンジパーキングもよかった。
但馬の観光地も学ぶところが多いと思いました。
但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2022/05/14 16:43 * edit *
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