日高の古い豪邸を素敵にリノベーションされた料亭はお料理も素晴らしいものでした ~御料理 みつ乃家 日高町
2023/11/13 Mon. 06:00 [但馬の和食店(料亭、コース)]
両親の法事を行うことにしました。いろいろなところにお電話したのですが、あいにく予約が埋まっていたり。全員が入れなかったりでいつものお店は予約できませんでした。そこで、今回初めてですが、評価の高い御料理 みつ乃家にお願いすることにしました。

まるで時代村のような建物です。大きな古い建物をリノベーションされたお店で。左側には髪結いどころとして美容室と、エステのような韓国式よもぎ蒸が楽しめる施設もあります。

赤い門をくぐります。

奥の建物は大広間などがある建物のようです。

赤い門をくぐってすぐ右側が入り口になります。

入ってすぐに囲炉裏などがあり、とても日本的な楽しい空間が目の前に広がって思わず感嘆の声を出してしまいました。

左側には白壁があります。ここには白壁の蔵が数棟立ち並んでいて、個室の部屋や厨房として利用されています。とても面白いですね。

個室はこんな素敵な部屋です。いいですね~。
私たちの宴席の開場はこちらです。

素敵な宴会場です。3つの部屋をつなげて利用させていただきました。

庭にも面していて、木々の枝が揺れたり、時折訪れる鳥の様子を見たりして食事を楽しめるのもいいですね。最近こうした庭の見える宴会場はあまりないので、すてきです。

お膳には素晴らしいお料理がすでに並べられていました。これは期待できますね。松風コース(税込み 6,600円)です。

食前酒のノンアルコールの梅酒で献杯しました。
そして先附と前菜を頂きます。

先附は胡桃(くるみ)豆腐です。
クルミを練りものにしたものです。香ばしい香りで、でもあっさりしておいしいものでした。こんな料理は初めてです。このお店は美味しいものを提供するために、京都から腕の立つ料理人を招いて開いたお店だとお聞きしましたが、この一口目で納得できました。

前菜は3つです。一つはカマス菊菜寿司です。
ピンボケですいません。もちろんお寿司ではないのですが。菊菜をしんなりとさせて寿司酢をあえて、焼いたカマスを上に乗せたものです。カマスといただく苦みと酸味のある菊菜との相性はなかなか良いと思います。おいしいです。

真ん中はトリ松風という名前の一品。早速いただきましたが、おそらく鳥の肝を丁寧に裏ごしして、ムース状にしたものに胡麻できれいに飾り付け、オーブンで軽く焼く、松風焼きにされたものです。これも素晴らしい工夫を凝らした一品でした。

最後のものが赤にし貝旨煮です。

おいしいのでおじさんが日本酒を進めてくださいました。こんなお料理には日本酒があいますね。

向附は刺身の盛り合わせです。
カンパチ、サーモン、赤海老、帆立の4種盛りです。写真で見てもお分かりだと思いますが、新鮮でピカピカ光っています。包丁も上手です。

カンパチを頂きましたが、これはうなりますね。とてもおいしいです。

コンロがあったので鍋物かと思ったらさにあらずでした。台物には蒸し籠が出されました。黒毛和牛蒸籠蒸しです。薬味もそろえられていました。

完成です。とてもおいしそうです。レタスの上に大きな和牛と人参、カボチャ、シイタケ、パブリガなどの野菜も色鮮やかです。

薬味を入れたポン酢でいただきましたが、鍋だとどうしてもうまみがお湯に逃げてしまいますが、蒸すとあまり素材からうまみがあまりなくならないのでおいしいですね。すばらしいです。

ここで登場したのが土瓶蒸しです。

具材はたっぷりの松茸。そしてエビと鯛です。ふたに乗せられたスダチを垂らしていただくと秋の香りに心癒されます。

お凌ぎは栃餅あられ揚げとされていますが、椀物です。栃餅をあられを衣にして揚げるのですが、おいしいつゆでトロトロになるまで浸されているので、トロっとした食感を楽しめました。
相当いただきましたし、土瓶蒸しも出たのでそろそろかと思いましたが、まだまだコースは終わりません。

焼き物なのに2品登場です。一つは何と白和えです。柿が入っていて、甘みもあり、野菜のうまみあり、豆腐のうまみありで素晴らしいです。

焼き物は朴葉焼きですが、堤焼になっています。開けてみました。

これは素晴らしい、金目鯛の朴葉焼きですね。

朴葉の上で焼くだけでなく、包み焼になっているので、脂の乗った金目鯛がほっこりと仕上がっていて素晴らしいおいしさでした。

蒸し物はやはり茶碗蒸し。出汁がおいしく、トロトロで具材もたっぷりで最高です。

揚げ物は天ぷら盛り合わせ。内容は海老東寺揚げ、あんこう、かぶら、八代オクラです。

蕪の天ぷらは茎までついていてホクホクでおいしかったですよ。

海老の東寺揚げも衣の湯葉がぱりぱりで、海老はぷりぷりという食感の差を楽しめました。

ここでようやくお食事。きれいなお椀で登場です。

ご飯とお漬物、そして止め椀は栗真丈の赤だしです。

最後の水物。いわゆるデザートです。

焼きプリンと栗寄せ羊羹です。どちらも上品な味でおいしいものでした。

コーヒーと栃の実煎餅もいただけました。このお店のオーナーさんはお土産の卸業者さんです。この栃の実煎餅もそのアイテムの一つなのでしょうね。おいしかったですよ。
初めての訪問でしたが、実に素晴らしかったです。
部屋の雰囲気、庭、仲居さんの接待、お料理の見た目と味、アイデア。この値段でこの内容ですから大変みんな喜んでくれました。
またお邪魔したいですし、今度は予約制ではありますが、お昼にもお邪魔したいと思います。
ご馳走様でした。またお邪魔します

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まるで時代村のような建物です。大きな古い建物をリノベーションされたお店で。左側には髪結いどころとして美容室と、エステのような韓国式よもぎ蒸が楽しめる施設もあります。

赤い門をくぐります。

奥の建物は大広間などがある建物のようです。

赤い門をくぐってすぐ右側が入り口になります。

入ってすぐに囲炉裏などがあり、とても日本的な楽しい空間が目の前に広がって思わず感嘆の声を出してしまいました。

左側には白壁があります。ここには白壁の蔵が数棟立ち並んでいて、個室の部屋や厨房として利用されています。とても面白いですね。

個室はこんな素敵な部屋です。いいですね~。
私たちの宴席の開場はこちらです。

素敵な宴会場です。3つの部屋をつなげて利用させていただきました。

庭にも面していて、木々の枝が揺れたり、時折訪れる鳥の様子を見たりして食事を楽しめるのもいいですね。最近こうした庭の見える宴会場はあまりないので、すてきです。

お膳には素晴らしいお料理がすでに並べられていました。これは期待できますね。松風コース(税込み 6,600円)です。

食前酒のノンアルコールの梅酒で献杯しました。
そして先附と前菜を頂きます。

先附は胡桃(くるみ)豆腐です。
クルミを練りものにしたものです。香ばしい香りで、でもあっさりしておいしいものでした。こんな料理は初めてです。このお店は美味しいものを提供するために、京都から腕の立つ料理人を招いて開いたお店だとお聞きしましたが、この一口目で納得できました。

前菜は3つです。一つはカマス菊菜寿司です。
ピンボケですいません。もちろんお寿司ではないのですが。菊菜をしんなりとさせて寿司酢をあえて、焼いたカマスを上に乗せたものです。カマスといただく苦みと酸味のある菊菜との相性はなかなか良いと思います。おいしいです。

真ん中はトリ松風という名前の一品。早速いただきましたが、おそらく鳥の肝を丁寧に裏ごしして、ムース状にしたものに胡麻できれいに飾り付け、オーブンで軽く焼く、松風焼きにされたものです。これも素晴らしい工夫を凝らした一品でした。

最後のものが赤にし貝旨煮です。

おいしいのでおじさんが日本酒を進めてくださいました。こんなお料理には日本酒があいますね。

向附は刺身の盛り合わせです。
カンパチ、サーモン、赤海老、帆立の4種盛りです。写真で見てもお分かりだと思いますが、新鮮でピカピカ光っています。包丁も上手です。

カンパチを頂きましたが、これはうなりますね。とてもおいしいです。

コンロがあったので鍋物かと思ったらさにあらずでした。台物には蒸し籠が出されました。黒毛和牛蒸籠蒸しです。薬味もそろえられていました。

完成です。とてもおいしそうです。レタスの上に大きな和牛と人参、カボチャ、シイタケ、パブリガなどの野菜も色鮮やかです。

薬味を入れたポン酢でいただきましたが、鍋だとどうしてもうまみがお湯に逃げてしまいますが、蒸すとあまり素材からうまみがあまりなくならないのでおいしいですね。すばらしいです。

ここで登場したのが土瓶蒸しです。

具材はたっぷりの松茸。そしてエビと鯛です。ふたに乗せられたスダチを垂らしていただくと秋の香りに心癒されます。

お凌ぎは栃餅あられ揚げとされていますが、椀物です。栃餅をあられを衣にして揚げるのですが、おいしいつゆでトロトロになるまで浸されているので、トロっとした食感を楽しめました。
相当いただきましたし、土瓶蒸しも出たのでそろそろかと思いましたが、まだまだコースは終わりません。

焼き物なのに2品登場です。一つは何と白和えです。柿が入っていて、甘みもあり、野菜のうまみあり、豆腐のうまみありで素晴らしいです。

焼き物は朴葉焼きですが、堤焼になっています。開けてみました。

これは素晴らしい、金目鯛の朴葉焼きですね。

朴葉の上で焼くだけでなく、包み焼になっているので、脂の乗った金目鯛がほっこりと仕上がっていて素晴らしいおいしさでした。

蒸し物はやはり茶碗蒸し。出汁がおいしく、トロトロで具材もたっぷりで最高です。

揚げ物は天ぷら盛り合わせ。内容は海老東寺揚げ、あんこう、かぶら、八代オクラです。

蕪の天ぷらは茎までついていてホクホクでおいしかったですよ。

海老の東寺揚げも衣の湯葉がぱりぱりで、海老はぷりぷりという食感の差を楽しめました。

ここでようやくお食事。きれいなお椀で登場です。

ご飯とお漬物、そして止め椀は栗真丈の赤だしです。

最後の水物。いわゆるデザートです。

焼きプリンと栗寄せ羊羹です。どちらも上品な味でおいしいものでした。

コーヒーと栃の実煎餅もいただけました。このお店のオーナーさんはお土産の卸業者さんです。この栃の実煎餅もそのアイテムの一つなのでしょうね。おいしかったですよ。
初めての訪問でしたが、実に素晴らしかったです。
部屋の雰囲気、庭、仲居さんの接待、お料理の見た目と味、アイデア。この値段でこの内容ですから大変みんな喜んでくれました。
またお邪魔したいですし、今度は予約制ではありますが、お昼にもお邪魔したいと思います。
ご馳走様でした。またお邪魔します


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コメント
なんどか
なんどか伺ったことがあります。
なかなか演出もイイですね。
栄治 #- | URL | 2023/11/13 07:32 * edit *
私も久しぶりに行って見ようかなぁ。
出来てすぐに行ったのでもう、何年も前です。
料理人が変わられたのですね。
静 #C82T9BxA | URL | 2023/11/13 15:09 * edit *
栄治さんへ
そうなのですね。
わたしは初めてでした。
素晴らしいものでした。
但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2023/11/13 23:14 * edit *
静さんへ
是非行ってみてください。
そうしたうわさは聞きましたが、確かではありません。
でも、素敵な料理でしたよ。
但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2023/11/13 23:15 * edit *
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
# | | 2023/11/16 06:01 * edit *
愛読者さんへ
ありがとうございます。
但馬屋惣兵衛 #- | URL | 2023/11/19 21:37 * edit *
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